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磐田が初完封、栃木に今季初黒星つける

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[3.30 J2第5節 栃木0-2磐田 栃木グ]

 ジュビロ磐田が敵地で栃木SCを2-0で下した。勝ち点を10に伸ばした磐田は、今季初の無失点試合を飾った。栃木は今季初黒星となった。

 FIFA国際サッカー連盟国際審判員やJリーグマッチコミッショナーとして、日本サッカー界の成長・発展に多大な貢献をされた十河正博氏が24日に逝去した。64歳だった。現役時代は栃木教員クラブの中心選手として活躍したこともあり、この試合の前には両チームの選手がセンターサークルを囲い、黙とうが捧げられた。

 磐田が立ち上がりから攻勢を強めた。タレント豊富な前線が細かいパスワークから栃木守備網を翻ろうする。前半25分にはMF山田大記からのリターンパスを受けたMF松井大輔がスルーパス。斜めに走り込んだFW山崎亮平が左足でゴールを狙うが、これはGKに阻まれてしまった。

 前半36分、試合が動く。右サイドから松井がエリア内の山田にヒールパスを送ると、受けた山田を栃木MF小野寺達也が後ろから倒してしまう。このPKを松井が冷静にGKの逆を突くキックで成功させ、磐田に4試合連続となる先制点をもたらした。

 その後も圧倒しながらゲームを進めた磐田だったが、栃木も体を張った守りで何とか耐える展開が続く。しかし後半27分、左サイドからのCKを獲得した磐田は、DF駒野友一が大きく蹴り入れる。これをDF菅沼駿哉が折り返すと、途中出場のFW金園英学は左足反転シュートで蹴り込む。金園の今季初ゴールでリードを広げた。

 対するここまで負けのなかった栃木だが、磐田を前に苦戦。後半アディショナルタイムにはFW瀬沼優司が決定的なシュートチャンスを迎えたが、右サイドネットに外してしまった。開幕5戦目にして初の黒星がついた。


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