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[CL]王者バイエルンに挑むMFギグス「ユナイテッドは負け犬ではない」

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 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は1日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝第1戦でバイエルン(ドイツ)と対戦する。ユナイテッドは、苦戦が予想されているが、この試合の前日会見に臨んだMFライアン・ギグスは、「ユナイテッドは負け犬ではない」と、ホームでの第1戦に自信を見せた。

 1999年の欧州CL決勝でユナイテッドは、アディショナルタイムの2ゴールでバイエルンから劇的な逆転勝利を収めていた。15年前、FWテディ・シェリンガムの同点ゴールが決まる直前にボールに触っていたギグスは「選手たちは当時から、ほとんど入れ替わっている。僕を除いてはね(笑)。でも、クラブの伝統は変わらない。2つの巨大なクラブ、2つの偉大な歴史を持つ、フットボールを正しくプレーする2チームだ。そしてバイエルンとユナイテッドが対戦するとき、常にスペクタクルな試合が展開される。それはCL決勝であろうが、明日のように準々決勝であろうが、変わらない。2つの大きなクラブだ」と、話している。

 今季、デイビッド・モイーズ監督を迎えたが、低迷の続くユナイテッドは来季の欧州CL出場権獲得が危うい状況だ。一方、ジョゼップ・グアルディオラが指揮を執るバイエルンは、史上最速でブンデスリーガを制した。対照的な結果を残している両チームの激突は、バイエルンが有利だと見られている。

 ギグスも「バイエルンはファンタスティックなチームであり、(欧州CLの)タイトル保持者だ。グアルディオラが監督に就任し、新しい選手を何人か加えた。彼らは非常に強いチームで、多くの人の目にも、彼らが勝者だと映るだろう」と認めるが、下馬評を覆すつもりのようだ。

「でも、僕らはマンチェスター・ユナイテッドだ。試合はオールド・トラフォードで行われ、ここではいくつもの素晴らしい夜があった。特に欧州を舞台にした戦いでね。選手として、僕たちは自分たちを負け犬だと思っていない。僕たちはマンチェスター・ユナイテッドが、ホームで、欧州CLの試合を戦うと思っている。この試合は、選手であれば、誰もが立ちたいと思う舞台で、僕たちは勝つために戦う。タフな試合になるだろうね。欧州CLの準々決勝は、いつもそういう試合になる。でも、僕たちは自信を持っているし、試合を待ち望んでいるよ」と、大一番へ意気込んだ。

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