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無観客試合明け初戦、埼玉ダービーは“因縁”青木の移籍後初ゴールで浦和が勝利

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[4.2 ナビスコ杯第2節 浦和2-1大宮 埼玉ス]

 埼玉ダービーとなったB組の浦和レッズ大宮アルディージャの一戦は2-1で浦和が勝利した。浦和は今大会初勝利。J初の無観客試合を終え、初のホームゲームとなった一戦を白星で飾った。

 先に試合を動かしたのは浦和だった。前半16分、MF興梠慎三が浮き球パスを出すと、MF関口訓充が胸に当てて落とす。これをFW李忠成が豪快に蹴り込み、先制点を奪った。

 しかし大宮も前半30分、ゴール正面の絶好の位置でFKを獲得すると、キッカーの位置にはMF橋本晃司とMF家長昭博が立つ。どちらが蹴るんだという中で、橋本がタイミングを外したシュートを右隅を狙って蹴る。移籍後初出場となった背番号4が、ダービーで初ゴールを記録した。

 ハーフタイムには浦和の淵田敬三代表取締役社長がピッチに登場。無観客試合明け初戦となったこの日、改めてサポーターに向け、あいさつを行った。

 後半に入っても一進一退の攻防は続く。後半33分にはオフに大宮から浦和に移籍したMF青木拓矢が登場。すると、大ブーイングが大宮サポーターの陣取るゴール裏から浴びせられた。

 すると決勝弾はなんとその青木が奪うことになる。後半42分、DF森脇良太が早めにクロスを入れると、中央で待ち構えた李がかかとで落とす。GKも前に出たが、走り込んだ青木がわずかに前で触って押し込み、浦和に待望の勝ち越しゴールをもたらした。

 劇的な勝ち越しゴールを奪った青木は「監督に使ってもらったので、期待に応えようと思った」。ヒーローインタビュー中も大宮サポーターからはブーイングが飛んでいたが、「レッズに来て、試合に出れてなかったし、大宮との対戦ということで出たいなと思っていた。ゴールも決めれてうれしい」と笑顔を弾けさせた。


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