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京乃ともみさん、バルドガール卒業インタビュー「ぜひ一度、Fリーグを見に来てください!」

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 Fリーグ2013/2014シーズン限りで、バルドラール浦安は岡山孝介監督が退任した。時を同じく、2011シーズンから浦安のイメージガール『バルドガール』を務めていた京乃ともみさんも、卒業することになった。バルドガール就任前は、Fリーグを見たことがなかったという彼女だが、3年の間にどっぷりとフットサルにハマり、プライベートでも試合観戦に訪れるという。3月23日のファン感謝デーをもってバルドガールの活動を終えた京乃さんに、フットサルの魅力をうかがった。

――『バルドガール』には、どういう経緯で就任したのでしょうか?
京乃「オーディションの雑誌に募集が載っていて、それを見て応募したんです。もともと高校、大学とサッカーチームのマネジャーをしていて、人数が足りないときにはフットサルをやっていたんです。サッカーの知識が全くないときは、サッカーよりも、フットサルの方が面白いなと思っていたんですよね。徐々にサッカーも面白いなと思うようになったんですけど。最初はフットサルの方が見ていて面白いなと思っていましたし、それでフットサルチームがイメージガールを募集していたので、応募しました」

――それ以前からFリーグの試合は見ていたんですか?
京乃「いえ、Fリーグの試合を見たのはバルドガールに就任してからでした。でも、プライベートでも会場に通うほどハマってしまうとは…正直思っていなかったですね(笑)。フットサルの魅力ってすごいなって思いますね」

――当時「バルドラール浦安」っていうチームは知っていたんですか?
京乃「出身が神戸、地元が湘南と、育ってきたところにFリーグのクラブがあったので、知っていましたよ。それで個人フットサルのミックス大会に参加したときに、友達の友達が湘南の選手だったり、浦安の選手だったりしたので、バルドラール浦安っていうチームも知っていました」

――そこからバルドガールになり、浦安と深くかかわるようになったのですね。ちなみに、バルドガールの仕事って、どんなことをするんですか?
京乃「初年度は入場のときに選手とハイタッチをして、会場を盛り上げてとか、子供たちのところを歩いたりとか。あとは、ブログとかでチームを宣伝することでしたね。実際に私のブログを見て、会場に来てくれた人たちはみんな『すごくおもしろい!』と言ってくれたんです。自分がプレーをして見に来たっていう人が多かったのですが、すごくうれしかったですね。やっぱり会場に試合を見に行くのって、何かきっかけがないと行かないじゃないですか。でも、そのきっかけさえあれば、みんな本当に楽しめるんだなと思いました」

――たしかに。なかなか一人で見に行こうとは、ならないですものね。『京乃さんとFリーグを見に行くツアー』なんていうのは、なかったんですか?
京乃「それはありませんでしたが、『夏の思い出シート』っていうのはありました。バルドガールと一緒に試合を見ようっていう企画です。それも満席になったんですよ!!」

――それは、すごい。そうやって徐々に活動内容も増えていったのですね。
京乃「そうですね。私も1年目のときは、少し遠慮していた部分もあったのですが、2年目からはキックオフ前にゴール裏のサポーター席のところに行って、マイクを使って『一緒にコールの練習をしましょう』って呼びかけて、コールの練習をしてから、選手のハイタッチに行くようになったんです。そのときに挨拶をさせてもらってから、サポーターの方々とも絡めるようになりましたね。こんなにみなさんがあったかいって分かっていたら、もっと早く沢山仲良くなりたかったです!」

――浦安の応援団は一体感が良いですよね。フットサルの試合は、楽しめましたか?
京乃「面白かったですよ。小学校からの友達とかに、あまり仕事の宣伝をするのは好きではないんです。でも、フットサルは自信を持ってみなさんに『来て、来て!』って薦めることができましたね」

――京乃さんにとって、フットサルの魅力とは何でしょうか?
京乃「まずは、たくさん点が入るので面白いというのはありますね。時間がすごくあっという間に過ぎるんですよ。たとえば、お友達とちょっと雑談をしている間に点が入っちゃったり、その間に面白いプレーを選手がしたりするので、『あっ! 見逃した!!』っていう感じになるので、息もできないくらいというか」

――息はしてください(笑)。でも、言いたいことはわかります。
京乃「でも、本当に時間が経つのがあっという間で、試合が終わったら、またすぐに次の試合が見たいってなるんですよね。あとは、自分でも少しプライベートでプレーするようになって、実際にやってみると、どれだけ選手たちがすごいプレーをしているかが、余計にわかりますよね。だから、ぜひ、プレーをするのも、見るのも、両方を楽しんでほしいと思います。フットサルはファッションも楽しめますからね。ウェアもカワイイし、コミュニティも楽しいし、見るのももっと楽しくなると思うので。フットサルは、すごくオシャレなスポーツだと思うんです。私、ゴルフを始めたきっかけが『ゴルフのカワイイウェアを着たい』っていうところだったんですけど、そういう部分でも楽しんでもらえると思います」

――他にも、フットサルならではの魅力だと感じることはありますか?
「選手とサポーターが本当に一つになっているのは、フットサルならではのことだと思います。あの会場の一体感というのは、他の場所では味わえないものだと思いますし、サポーターの人たちも、競技自体を盛り上げようとしているのをすごく感じますね」

――具体的に何かありますか?
「たとえば、浦安のホームアリーナは、ディズニーランドにある舞浜にあるのですが、サポーターは応援歌にディズニーランドの曲や、浦安育ちの華原朋美さんの曲を用いているんですよ。浦安に住んでいる方が初めて来ても、つながりや馴染みのある曲ですし、そこから興味を持ってもらえるのかなと思います」

――残念ながらバルドガールとしての活動は、2013/2014シーズン限りということですが、今後は?
京乃「浦安をとおしてフットサルの魅力とか、子供たちに夢や感動を与えるっていうことも知れたので、今後もいろいろな形で発信したり、フットサルを広げる活動はしていきたいと思います。もちろん、浦安は大好きなんですが、実は他のチームの試合もひっそり、こっそり見に行ったりしていたんですよ」

――そうなんですか?
京乃「はい。名古屋でやっていたAFCクラブ選手権も名古屋まで見に行っていたんですよ。あと、ブラジル代表がW杯前に国内で3試合やったのですが、日本代表戦とFリーグ東選抜戦は見に行きましたよ。代々木で開催されたPUMA杯も、全試合見に行きました」

――それ、かなりハマってますよね。仕事で見に行ったわけじゃないんですよね?
京乃「仕事じゃないですよ。一人で見に行っていました(笑)。でも、見に行ってよかったです。ファルカン選手は関西で試合をしたときも出ていなくて、代々木での代表戦でも出場していなかったのですが、東選抜との試合だけは出ていたんですよ!! 生で見ることができて、本当に良かったです」

――よく覚えていますね! みんな、それくらいハマってくれるといいんですけどね。
京乃「みんなきっかけがないだけですよ!! 競技フットサルの魅力って、見ないとわからないと思うんです。でも、その会場に見に行くまでのハードルが、ちょっと高いんですよね。そこをなくせる活動を、今後もできたらいいなと思っているんですよね。フットサルは室内競技だし、見るときも寒くないし、女性を多く呼べると思うんです。試合後にサイン会があったり、アリーナ席で選手と握手もできたりするし、試合の日以外でもFリーガーのフットサルクリニックも受けられるので、いいと思いますよ。ぜひ、たくさんの人に見に来ていただいて、私みたいにハマってもらえたらと思います」

――最後にゲキサカの読者にメッセージをお願いします。
京乃「フットサルは、サッカーとはまた違う魅力があると思っています。スピード感とか、選手の足の動きとかもそうですし、近くで見られることもそうです。だから、1回でいいから試合を見に来てほしいと思います。見てみようかな、と思っている一歩を踏み出してもらったら、そこで何か得るものがあると思いますし、広がってくると思うので。ぜひ一度、見に来てほしいと思います!!」

(取材・文 河合拓)
京乃ともみさんのTwitterアカウントは @kyonotomomi
★公式ブログは、http://ameblo.jp/tomofam1987/でチェック!!
16歳で芸能界デビュー。別冊フレンドのCMメインを一年間務め、ドラマやPV出演などの仕事をこなす。キットカットのCMに出演し、Fリーグチームバルドラール浦安イメージガールを3年間務め上げる。現在も雑誌CanCamにてヨガのポーズの紹介や、ReebokONEアンバサダー(ヨガインストラクターとして)と、洋服ブランドPRIME PATTERNのカタログイメージモデルを務めるなど、幅広く活躍している。

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