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19歳前田が2発、東京Vが富山との未勝利同士の一戦を制して初白星

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[4.5 J2第6節 富山0-3東京V 富山]

 J2第6節が5日に行われ、富山県総合運動公園陸上競技場ではカターレ富山東京ヴェルディをホームに迎えた。ここまで未勝利同士の対戦となった試合で輝いたのは、東京Vの19歳のMF前田直輝と32歳のFW平本一樹だった。

 前半2分に平本が早々とファーストシュートを放つなど、序盤からアウェーの東京Vが主導権を握って試合を進める。同16分には前田がミドルレンジから積極的に狙ったがGK水谷雄一のセーブに遭い、先制点を奪うには至らなかった。

 しかし、前半残り5分を切ってから東京Vが立て続けにゴールを奪う。前半41分、右サイドでボールを受けた前田が中央に切り込むと左足を一閃。地を這うようなシュートがネットに突き刺さって先制に成功した。さらに19歳の若武者の勢いは止まらない。同43分にはMF安在和樹のクロスを平本がヘッドで落としたところに走り込んでゴールを陥れ、この日2点目をマークした。

 2-0と東京Vがリードを奪って迎えた後半も試合の流れは変わらない。後半4分にはMF田村直也のスルーパスから完全に抜け出した安西が右足で狙ったが、水谷に阻まれて追加点とはいかなかった。しかし、同9分に平本がPA内に侵入するとDFとGKにシュートコースを塞がれながらも落ち着いてゴールに流し込んで、リードを3点に広げた。

 後半34分に今季東京VからF東京に移籍し、富山に期限付き移籍中のMF中島翔哉に決定的なシュートを放たれるも、GK佐藤優也が好セーブを見せてゴールを許さず。終盤は富山の猛攻に遭ったが、ここまで全試合失点を喫していた守備陣が体を張った守備でゴールを割らせない。今季初の完封を演じた東京Vはうれしい今季初白星を収めた。逆に富山はここまで5戦2得点の攻撃陣がこの日も不発に終わり、初勝利には届かなかった。


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