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『ガゼッタ』が本田にインタビュー ミランでの3か月を語る

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「セリエA初ゴールはもうすぐ決まる」

 ミランの日本代表MF本田圭佑はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに答え、イタリア到着以来の3か月間に直面した困難に向かい合う姿勢について語っている。

 1月にミランに加入した直後を除けば低調なプレーが続き、イタリアメディアやファンからの批判にもさらされた本田。デビュー2戦目となったコッパ・イタリアのスペツィア戦では1ゴールを記録したが、セリエAでは12試合に出場していまだネットを揺らしていない。

 周囲からの批判やプレッシャーに押し潰されることはなく、リーグ戦初ゴールも近いうちに生まれるはずだと本田は主張している。

「プレッシャーは好きだし、大きな期待を持たれるのも好きですよ。そういうタイプなので。サポーターが我慢してくれることは期待していなかった。10番を選んで、派手な入団発表をしてもらって、大きな期待をされるのは分かっている。でも僕は自分自身を信じているし、批判を受けて落ち込むことはまったくない」

「批判されてうれしくはないけど、皆さんには好きなことを書く権利がある。セリエAでの初ゴールはもうすぐ決まると感じているし、そのときは大事な瞬間になる。ミランで成功するのが長い道のりなのは分かっているけど、ここには素晴らしいプロジェクトがあるし、日本人は我慢強いものなので」

 低調なプレーの一因になっていたと見られるのが、本来のポジションではない中盤右サイドでの起用だ。ミランでの自身のプレーするポジションについては次のように述べた。

「最初は右サイドではやりにくいと感じていた。でも中央にはカカがいて、良いプレーをしている。僕は自分の場所を見つけるしかない。今は最初の数試合よりは少し良くなってきている」

「もちろん、中央が自分の家だとは思っている。代表でもCSKAでも右でプレーすることはあったけど、好きなのはトップ下でのプレーだ。でもセードルフ監督は僕に右サイドでプレーする力があると言っていて、選手はそれに合わせなければならない。考え方が違っても、大事なのは対話をすること。毎日たくさん話をしている」

ミランのチームメートとの関係についての質問を受けると、チームへの適応を助けてくれている選手たちとして数名の名前を挙げた。

「ミラネッロではみんなすごく良くしてくれるし、スタッフも素晴らしいですよ。チームメートもみんな助けてくれる。カカーは分からないことがあれば翻訳してくれるし、(ダニエレ・)ボネーラや(イニャツィオ・)アバーテや(リッカルド・)モントリーボもアドバイスをくれる」

「(マリオ・バロテッリとは)服装やスタイルの選び方は違っても、ピッチ上ではみんな同じ。一緒に戦って、笑うことができる。マリオは彼のキャラクターで、イタリアの人々に大きな興奮をプレゼントしてきた」

 5月4日に予定されるインテルとのダービーマッチでは、DF長友佑都との日本人対決が期待される。「誰にとっても刺激的な試合になってほしい。佑都と戦うなら、もちろん必死で走らないといけないだろうけど」と本田は自身初のダービーマッチへの見通しを述べている。

 7日にはアウェーでセリエA第32節のジェノア戦に臨むミラン。果たして本田に待望のリーグ初ゴールは生まれるだろうか。

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