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J3第5節、首位攻防戦は町田に軍配、相模原FW高原が初得点、長野MF伊東は初先発

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 J3第5節が6日に全国各地で開催された。初年度のJ3はJ2から降格したガイナーレ鳥取、昨季JFLを戦った9クラブ、地域リーグからの飛び級を果たしたグルージャ盛岡、そしてJリーグU-22選抜を加えた12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 ともにここまで1失点と堅固な守備を見せる首位グルージャ盛岡と2位FC町田ゼルビアの首位攻防戦は、思わぬ大差がついた。先制点を奪ったのはホームの盛岡。前半3分に林勇介のFK
をDF岡田祐政が合わせて、いきなり1点のリードを奪う。しかし、町田も前半10分にMF鈴木崇文が強烈なミドルシュートを叩き込んで、あっという間にスコアを振り出しに戻した。その後はともに決定機を作りながらも得点を奪うには至らず、時計の針が進んだが、終盤に町田が猛攻を仕掛ける。後半32分に途中出場したFW齋藤翔太が勝ち越しゴールを挙げると、同37分にオウンゴール、さらに同42分にはFW鈴木孝司がネットを揺らして大量4点をマーク。4-1で快勝した町田が、盛岡をかわして首位に立った。

 注目の元日本代表FW高原直泰が初先発でJ3デビューを飾ったSC相模原ブラウブリッツ秋田と対戦。前半43分に高原がポスト直撃の豪快なシュートを放つなど、ホームの相模原が主導権を握って試合を進める。そして後半28分、MF神田夢実のクロスを高原がヘッドでそらすと、走り込んだMF菅野哲也が決めて相模原が先制に成功する。さらに同33分にDFフェアー・モービーが追加点を奪うと、同41分に相模原にとって待望の瞬間が訪れる。MF三幸秀稔がPA内で倒されて得たPKで、キッカーを任された高原が落ち着いて決めてJ3初ゴールを記録。3-0の快勝に導いた。

 試合後、高原は「周りの選手から蹴ってくださいと言われたのでプレッシャーになったけど、冷静に決められたし、決められなかったら落ち込んだかもしれません。せっかく相模原でプレーしているので、このチームを盛り上げられるようにやっていきたい」とデビュー戦を振り返っている。

 ガイナーレ鳥取とMF伊東輝悦が初先発したAC長野パルセイロの対戦は、前半31分にDF戸川健太のゴールで鳥取が先制するも、試合終了間際の後半43分にFW宇野沢祐次が同点ゴールを奪い1-1の引き分けに終わった。Y.S.C.C.横浜JリーグU-22選抜の試合はFW加賀美翔とMF金子翔太の得点でU-22選抜が2-0で勝利し、藤枝MYFC福島ユナイテッドFCの試合はスコアレスドローに終わっている。なお、ツエーゲン金沢FC琉球の一戦は4月16日に行われる。

以下、J3第5節試合結果

4月6日(日)
盛岡 1-4 町田 [盛岡南]
YS横浜 0-2 J-22 [ニッパ球]
相模原 3-0 秋田 [ギオンス]
藤枝 0-0 福島 [藤枝サ]
鳥取 1-1 長野 [とりスタ]
4月16日(水)
金沢 19:00 琉球 [石川西部]

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