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鹿島で定位置つかんだ昌子、初の代表候補に「この中でやれて幸せ」

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 貴重な3日間を無駄にするわけにはいかない。日本代表候補に初選出されたDF昌子源(鹿島)は合宿初日の練習を終え、「オリンピック(11年10月に初招集されたU-22日本代表候補合宿)よりは緊張しなかった」と話しながらも初のA代表候補合宿は刺激の連続だったようで、「やっぱりレベルが高いし、パス練習一つ取ってもすごい。この中でやれて幸せ」と、充実した表情を浮かべた。

 米子北高から11年に鹿島に入団した昌子。J1デビューは12年3月24日の広島戦で、このシーズンは9試合に途中出場したが、昨季は4試合出場(うち先発1試合)にとどまった。ただ、今季は開幕から全6試合に先発フル出場。チームの首位快走を支えている。

 練習前のミーティングでは「攻撃と守備、2つの面でチームのコンセプトを伝えられた。初めての人はそれを頭に入れて、今日と明日の練習で少しでも覚えてくれという話だった」。ブラジルW杯に向けた国内組の最終選考といった意味合いもある合宿だが、ブラジルのことは意識していない。

「あまり深いことを考えてもしょうがないので。自分の力を出して、この中で一緒にできることを楽しみたい。3日間だけど、自分が成長するには十分な時間。少しでも吸収して、自分の成長につなげたい」。プロ4年目の21歳のCBはブラジルW杯後も見据え、初の代表候補合宿を有意義な時間にするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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