beacon

日本協会にフットサルW杯招致要請を行った大村愛知県知事「大いに歓迎していただきました」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 愛知県と愛知県サッカー協会は9日、日本サッカー協会に対し、FIFAフットサルW杯2012の招致要請を行った。愛知県知事の大村秀章氏、愛知県サッカー協会会長の鈴木登氏が、日本サッカー協会の大仁邦彌会長を訪問、要請書を提出して会談を行った。

 大仁会長との会談を終えた大村氏は、記者団の取材に応じ、「大仁会長から『本当にありがたい要請だ』というふうに力強く言っていただけました」と話している。

 以下、大村秀章氏コメント概要

―どのような要請をされたのでしょうか?
「先ほど3時から日本サッカー協会の大仁会長に対し、私たち愛知県と、愛知県サッカー協会の連名で、FIFAフットサルW杯2020の愛知での開催、日本への招致についての正式な要請書をお渡しさせていただきました。先週の金曜日に、私は名古屋でフットサルW杯を正式に招致したいということを表明させていただき、今日正式に日本サッカー協会に表明させていただきました。愛知県にはFリーグ7連覇を達成している日本のフットサルの中心である名古屋オーシャンズがあります。世界で、ここしかないというフットサル専用スタジアムのオーシャンアリーナを持ち、フットサルチームが400以上、フットサル場が今はもっと増えていると思いますが、40以上あります。プロ、アマチュアを問わず、フットサルの大きな大会をやる適地であることを申し上げさせていただきました。サッカー・フットサルはパスをつないでいくスポーツです。われわれは愛知から、日本から、世界中の人、世界中の国、そしてプレーヤーにボールをつないでいける。そういう大会にしたいと思います。2020年には東京オリンピックも開催されます。7月から8月にかけて、世界中の耳目が東京に集中します。そこから3か月ズレますので、10月の終わりくらいからということですのでね。2020年にスポーツ界ではIOCと双璧をなすFIFAの強力コンテンツであるフットサルW杯をぜひ、日本でやる。そのことが日本におけるフットサルという競技の底上げにもつながるのではないかと、期待をしております」

―大仁会長は、どのような反応だったのでしょうか?
「大いに歓迎していただきました。『正式に要請をいただきましたから、しっかりと手続きを踏まえながら、取り組んでいきます。われわれも、やれるだけのことをしっかりやっていきます』という力強いお言葉をいただきました。『本当にありがたい要請だ』というふうに力強く言っていただけましたので、これから我々は研究会を地元で立ち上げて、正式な構想概要、招致プラン、計画プランをつくりますが、まさに日本サッカー協会、JFAのみなさんと二人三脚で相談しながら、計画概要を早急につめて、FIFAの方に名乗りを挙げたいとおもいます」

―今後の招致活動については?
「われわれは、これから愛知県と愛知県サッカー協会を中心に研究会を立ち上げます。サッカー関係者、教育関係者、経済関係者など、さまざまなみなさんに入っていただき、研究会を立ち上げます。そして事業計画を練り上げて行きたいと思います。それは日本サッカー協会と相談をしながらやっていきます。しかるべきタイミングで、事業プラン、計画プランをつくって提出させていただいて、FIFAにも提出したいです。できたら、1日でも早くFIFAに持っていくということでしょう」

―他国から立候補するという動きは?
「ありません。まだ、タイミングが早過ぎるということなのでしょう」

―オーシャンアリーナでは収容人数的に決勝開催は厳しい?
「それは、そうでしょうね。決勝になると。愛知県や名古屋にはいくらでもありますからね。たとえば、大相撲の名古屋場所をやっている愛知県体育館は7,000人入りますから。名古屋城の中にありますし、外国の方は一番喜ぶのではないでしょうか。石垣の中に入って行って、金のシャチホコを仰ぎ見られる場所ですから。あれほどの体育館は、なかなかないと思いますよ」

(取材・文 河合拓)

TOP