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[CL]40年ぶり4強入り、A・マドリー指揮官「誇り高き歴史を持つ偉大なるライバル」を撃破

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[4.9 欧州CL準々決勝第2戦 A・マドリー1-0バルセロナ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、準々決勝第2戦を行い、アトレティコ・マドリー(スペイン)はホームでバルセロナ(スペイン)に1-0で競り勝った。2試合合計2-1とし、同国対決を制したアトレティコは40年ぶりの4強入りを果たした。

 UEFAチャンピオンズカップ時代に準優勝した73-74シーズン以来となる、40年ぶりの快挙を達成。今季のリーガでし烈な首位争いを繰り広げている相手を倒してのベスト4進出だ。A・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は「誇り高き歴史を持つ偉大なるライバルを下して勝ち抜けることができ、大きな喜びに包まれている。だがこれで終わりではないから、もう気持ちを落ち着けたよ。13日にはまた試合が控えているから、早く体力を回復させる必要がある」と冷静に語った。

「最初の20分は試合への姿勢と勢い、プレー内容がとても良かった。だがその後、バルサが流れをつかんでいくつかの好機をつくってきたので、苦労させられた」

 前半5分、GKティボー・クルトワのロングフィードをMFラウール・ガルシアがヘディングでそらし、最終ラインの背後を取ったFWアドリアン・ロペスがシュート。右ポストに当たった跳ね返りをMFコケが拾って左サイドに展開し、FWダビド・ビジャがクロスを上げると、ファーサイドのアドリアン・ロペスがヘディングで折り返したボールをコケが左足ボレーで蹴り込んだ。これが決まり、先制に成功。最後まで守り切ったA・マドリーが2戦合計2-1でバルセロナを破った。

「うちの選手たちには、鼓舞のための言葉など必要ない。必要なのは安心と、明確な指示、そして彼らの力を最大限に引き出すことだ。私は彼らを高く評価している。その献身的なプレーとチームとしての団結力に称賛を贈りたい」とチームを称えた指揮官は、「アドリアンは前半、素晴らしかった。自らもゴールに迫り、コケとダビド・ビジャとも完璧に連係していた。突破できたこと以外に私が嬉しいのは、アドリアンがベストの状態を取り戻したことだね。繰り返すが、アドリアンは以前とは違う、チームに新たなオプションを与えてくれる選手になった」と先制アシストしたA・ロベスを称えた。


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