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先制も今季4度目ドロー…柏FW工藤「チームとして未熟」

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[4.11 J1第7節 川崎F1-1柏 等々力]

 開始早々に先制点を奪った柏レイソルだが、リードを守り切れず、1-1の引き分けに終わった。今季7試合のうち5試合で先制しているが、その結果は2勝3分。リーグ最多となる今季4度目のドローで今季初の連勝を逃し、FW工藤壮人は「どんな形であれ、先制点は取れている。まだまだチームとして未熟。後半は受け身になる時間が多くて、そこで踏ん張れないのはチームとして力がないから」と厳しい口調で言った。

「僕自身、もう少し何か仕事をしないといけない」。この日、工藤のシュートは1本。いい動き出しを見せる場面もなかったが、なかなかボールが出てこなかった。「ボールを出してくれれば決められる場面もたくさんあったけど、個人的な感情はチームで出すものじゃないと思っている」。後半36分にはMF高山薫の決定的なシュートを演出。同40分にはDF輪湖直樹の左クロスからFW田中順也が決定機を迎えたが、GK西部洋平のビッグセーブに阻まれた。

 工藤とDF鈴木大輔は9日まで日本代表候補合宿に参加していた。「チーム練習が1日しかできなかったとかは関係ない」と工藤は話し、鈴木も「フォーメーションも変わっていないし、コンビネーションは問題ない。コンディションも昨日は調整させてもらったし、体力的には問題なかった」と強調した。

「3バックが余りすぎになって、奪う位置がゴール前になるということが今、起こっている」。そう課題を挙げる鈴木は「相手のCBがボールを持っているときにプレスをかけるには最終ラインがもっと上がらないといけない。最終ラインが前の選手をもう少し押し出すというか、人を使った守備をもう少ししないといけない」と反省していた。

(取材・文 西山紘平)

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