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CL敗退に続きリーガでも…イニエスタ「一歩後退だ」

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[4.12 リーガ・エスパニョーラ第33節 グラナダ1-0バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは12日、第33節を行い、2位バルセロナは敵地でグラナダに0-1で敗れ、3位に転落した。MFアンドレス・イニエスタが「一歩後退だ」と話す痛恨の1敗で、ヘラルド・マルティーノ監督は「リーグ戦は、私たち次第ではなくなった」と、優勝が遠のいたことを認めた。

 9日の欧州CL準々決勝第2戦でアトレティコ・マドリーに0-1で敗れたのに続き、公式戦2試合連続の無得点で2連敗。クラブの公式HPで指揮官は「あらゆる方法を試みた。私たちに足りなかったのは、ゴールを捉える正確性だった。通常だったら、3、4ゴール差で勝っていただろう」と、決定力不足を嘆いた。

 前半16分に先制を許すと、その後の反撃もグラナダGKオレスティス・カルネジスの牙城を崩せなかった。前半30分のFWネイマールのミドルシュート、後半18分のFWリオネル・メッシの直接FKはいずれもカルジネスのビッグセーブに阻まれた。

 後半36分にはネイマールからパスを受けたイニエスタが振り向きざまに左足で狙ったが、枠を捉え切れなかった。「僕らは得点するためのあらゆることを行った」と力なく話すイニエスタ。アトレティコが13日のヘタフェ戦に勝てば、勝ち点差は「4」に開く。「リーグ戦が終わるまであと少しという今、この状態で一歩、後退するのはとてもつらい」と敗戦を悔やんだ。

 欧州CLで敗退し、リーガの優勝争いからも後退。マルティーノ監督は「2試合続けて負けたあと、ロッカー全体がとても大きなものを取り逃がした気がしている」と、チーム全体が落胆していることを認める。しかし、16日にはレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝が控えている。

「水曜日の試合は一つのファイナルだ。私たちは勝ちにピッチに立たなければならない」と指揮官は力説し、MFハビエル・マスチェラーノも「僕らは頭を上げて、前を見なければならない。なぜなら水曜日に僕らには決勝があり、その試合を落としてはならないからだ」と、必死に気持ちを切り替えていた。


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