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インテルが大荒れゲーム制し5試合ぶり勝利!!長友はフル出場

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[4.13 セリエA第33節 サンプドリア0-4インテル]

 セリエAは13日、第33節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でサンプドリアと対戦し、4-0で勝利した。2試合連続でフル出場した長友は、攻守に奮闘。前節は試合中に右MFに回ったが、この日は左サイドで90分間出場した。

 先制点はインテルに生まれた。前半13分、右サイドを浮き球パスで抜け出したFWロドリゴ・パラシオのクロスをFWマウロ・イカルディが右足で合わせる。イカルディの2試合連続ゴールで、アウェーのインテルが先手を奪った。

 だがこの後の行為から試合が荒れてしまう。昨季サンプドリアに所属したイカルディは、ゴール裏のサンプドリアサポーターを煽るような行為で挑発。恋人を巡って、相手FWマキシ・ロペスとの場外戦が報じられるなど、何かと因縁深いイカルディの挑発とあって、スタジアム中が一時騒然。イカルディにはイエローカードが突き付けられた。

 直後のサンプドリアに同点にするチャンスがやってくる。前半18分、DFダニエレ・ガスタルデッロがエリア内で倒され、PKを獲得。だがこのPKをマキシ・ロペスが狙ったが、GKサミール・ハンダノビッチに止められ、同点弾とはならなかった。

 迎えた前半20分、さらに試合が荒れる出来事が起こる。サンプドリアFWエデルがDFロランドと接触する。だが判定はシミュレーションを取られ、エデルにイエローカードが突き付けられる。しかしこれで両チーム入り乱れての揉め事を誘発。インテルDFワルテル・サムエルにイエローカードが突き付けられると、エデルにも2枚目のカードが突き付けられ、サンプドリアはここから10人での戦いを強いられることになった。

 大荒れとなったゲームだが、そんな試合を1人の選手がスーパープレーで締める。インテルGKハンダノビッチだ。ハンダノビッチは32分にマキシ・ロペスのミドルを弾き出すと、同34分にはMFジャンルカ・サンソーネのFKを弾き出す。極めつけは同45分、MFロベルト・ソリアーノのボレーシュートをスーパーセーブで弾き出し、ホームで気合の入るサンプドリアの攻撃を跳ね返し続けた。

 この奮闘が実ったのは後半15分、インテルは左サイドからのCKを獲得すると、エルナネスが蹴り入れる。これをゴール前で競り勝ったサムエルが、ヘディングシュートで合わせて、待望の追加点を奪う。さらに同18分にはパラシオのお膳立てからイカルディがこの日2点目を決めて、勝利をグッと引き寄せる。もう止まらないインテルは同33分、この日2アシストのパラシオがゴールネットを揺らしダメを押した。

 インテルの勝利は3月15日の第28節ベローナ戦以来、5戦ぶり。3戦続いていたドローゲームのうっ憤を晴らす大勝を飾った。


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