beacon

マンCが最下位サンダーランドとまさかのドロー。逆転優勝に黄信号

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.17 プレミアリーグ第26節 マンチェスター・C2-2サンダーランド]

 プレミアリーグは17日、悪天候のため延期されていた第26節を行い、2位のマンチェスター・シティは、最下位のサンダーランドと対戦した。前半2分に先制したシティだが、後半にFWコナー・ウィッカムに2ゴールを許して一時は逆転されてしまう。終盤に相手GKのミスから幸運な同点ゴールを決めたが、最下位を相手にまさかの勝ち点1獲得にとどまり、逆転でのリーグ制覇は首位リバプール、2位チェルシー次第となってしまった。

 前節、優勝を争うリバプールに2-3で敗れたマンチェスター・シティだが、前半2分に幸先よく先制する。FWアルバロ・ネグレドが高い位置でボールを奪うと、これを受けたFWセルヒオ・アグエロがドリブルで持ち上がる。右にパスを出すとネグレドがスルーし、その裏でボールを受けたMFフェルナンジーニョがGKのニアサイドを破り、先制ゴールを決めた。その後も10分にアグエロがミドルシュートでゴールを脅かすなど、序盤はシティが優勢に試合を進める。

 1点を追うサンダーランドも、セットプレーからチャンスをつくる。前半12分にはDFジョン・オシェイがヘッドでゴールを脅かしたが、ボールはクロスバーを越えて同点ゴールを挙げることはできない。同18分にも最終ラインの裏を取ったFWファビオ・ボリーニがPA内でボールを受けたが、シュートは左に外してしまった。さらに23分にもサンダーランドは、MFアダム・ジョンソンが右から中に切り込み、シュートを放ったが、左に逸れて行った。このまま、シティが1点をリードして前半を折り返した。

 後半の立ち上がり2分にも、シティは左サイドからの折り返しをネグレドがヘッドで合わせたが、クロスバーを越える。後半12分にはアグエロをベンチに下げ、FWステファン・ヨベティッチをピッチに送り出したが、選手交代が奏功したのはサンダーランドだった。

 後半28分に途中出場のMFエマヌエレ・ジャッケリーニが左サイドを突破し、ウィッカムの同点弾をアシスト。さらに同38分にもジャッケリーニとウィッカムのホットラインで逆転ゴールを決めた。

 逆転優勝へ、勝ち点が必要なシティも粘りを見せる。後半44分には、その執念が実ったか、MFサミル・ナスリのシュートがGKのミスを誘ってゴール。追いついた直後にもナスリは決定機を得たが、シュートはクロスバーを越えて行き、2-2のまま試合は終了。この結果、首位のリバプールに加え、リバプールとの直接対決を残すチェルシーも自力優勝が可能になっている。

▼関連リンク
プレミアリーグ2013-14特集

TOP