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バルサ、苦しみながらも逆転勝利で連敗ストップ

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[4.20 リーガ・エスパニョーラ第34節 バルセロナ2-1ビルバオ]

 リーガ・エスパニョーラは20日、第34節を行い、3位バルセロナはホームでビルバオに2-1で逆転勝ちした。公式戦連敗を3でストップし、リーグ戦では2試合ぶりの白星を挙げたバルサ。首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点4差をキープし、暫定2位に浮上した。

 9日の欧州CL準々決勝第2戦でアトレティコに0-1で敗れたバルセロナは7シーズンぶりに4強入りを逃すと、12日のグラナダ戦も0-1で落とした。さらに16日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝でもレアル・マドリーに1-2で敗戦。1週間で2つのタイトル獲得の可能性が消滅し、11年ぶりとなる公式戦3連敗を喫した。

 唯一、残されたタイトルであるリーガでの逆転優勝を果たすためにも絶対に負けられない一戦。しかし、この日も苦しみに苦しみ抜いた。ビルバオは前半30分、FWアリツ・アドゥリスの豪快なオーバーヘッドキックがポストを直撃。バルサも直後の同32分、FWペドロ・ロドリゲスが左サイドから折り返したボールに合わせたFWアレクシス・サンチェスのシュートがクロスバーを叩いた。

 0-0で前半を折り返すと、均衡を破ったのはアウェーのビルバオ。後半5分、GKからのロングボールに競り合ったこぼれ球をアドゥリスが素早く拾い、右足ミドルをゴール右隅に流し込んだ。またしても先制点を許したバルセロナは必死の反撃に出るが、後半13分、ペドロのシュートはGKゴルカ・イライソスが左足1本でセーブ。同15分にはFWリオネル・メッシがGKと1対1の決定機を迎えながら、左足のシュートは枠を捉え切れなかった。

 嫌な雰囲気も漂い始めた後半27分、バルセロナは右サイドからドリブルで切れ込んだDFダニエウ・アウベスがマイナスに戻し、サンチェスが右足ダイレクトでシュート。これをゴール前のペドロが右足に当てて角度を変え、ゴールネットを揺らした。ついにビルバオゴールをこじ開け、1-1の同点に追いつくと、2分後の後半29分には直接FKのチャンスにメッシが低い弾道のシュートを突き刺し、2-1と逆転に成功した。

 その後も追加点のチャンスをつくりながらダメを押すことはできず、逆にピンチも招いたバルセロナだが、守備陣が体を張って耐える。最後まで激しい攻防が続いたが、そのまま2-1で逃げ切り、公式戦4試合ぶりとなる勝利を手にした。勝ち点を81に伸ばしたバルセロナは残り4試合で首位アトレティコとの勝ち点差4をキープ。欧州CL、国王杯との連戦の影響で今節の試合が5月に延期されたレアルの勝ち点79を上回り、暫定2位に浮上した。


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