モイーズ退任で「ほぼ不可能な仕事だった」

　元イングランド代表のギャリー・リネカー氏は、マンチェスター・ユナイテッドでアレックス・ファーガソン氏の後任になり得たのは、現在チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督だけだったとの見解を示している。

　ユナイテッドは22日、デイビッド・モイーズ氏の退任と、ギグスがプレイイングマネジャーとして暫定的に指揮を執ることを発表した。引退したファーガソン氏が後継者として選び、6年契約を結んだモイーズ氏だが、わずか1シーズンももたずにクラブを去る形となった。

　リネカー氏はイギリス『BBC』で、長年にわたって大きな成功を収めてきたファーガソン氏の直後にユナイテッドを率い、同じように成功を収めることは「ほぼ不可能な仕事だった」と話した。

　さらに、モイーズ氏は結果的に「あまり正しくフィットできなかった」とコメント。ファーガソン氏の後任として後を継ぐことが可能だったのは、モウリーニョ監督のような指揮官だけだったと述べている。

　そのモウリーニョ監督は、22日のチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグを前に、モイーズ氏の退任についてこう述べている。

「デイビッドのことを残念に思うだけだ。仕事を失った監督たちすべてに対して感じるのと同じようにね」

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