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Jから3チームが決勝Tへ!! C大阪が柿谷、フォルランのアベック弾で山東を撃破

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[4.23 グループリーグ第6節 山東魯能1-2C大阪 山東]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は23日、グループリーグ第6節を行い、E組のセレッソ大阪はアウェーで山東魯能(中国)と対戦した。勝利すれば自力での決勝トーナメント進出が決まるC大阪は、前半にPKで先制される。それでも、後半1分にFW柿谷曜一朗のACL4点目となるゴールで追いつくと、その2分後にはFWフォルランも追加点を挙げて逆転した。このリードを守り抜いたC大阪が勝ち点を8に伸ばして2位に浮上し、3年ぶりの決勝トーナメント進出を決めている。

 C大阪は、MF南野拓実が前節の一発退場で出場停止。その際に抗議したランコ・ポポヴィッチ監督もベンチ入りができない。それでも、3年ぶりの決勝トーナメント進出を目指し、3-4-2-1の布陣で臨んでいる。最終ラインは右からDF山下達也、DF染谷悠太、DFゴイコ・カチャル。ドイス・ボランチにMF山口蛍とMF扇原貴宏が並び右WBに新井場徹、左WBに丸橋祐介。トップ下に柿谷曜一朗とMF長谷川アーリアジャスールが並び、1トップにFWフォルランが起用された。

 C大阪は勝利した場合に無条件で決勝トーナメント進出が決まる。また、もう1試合のブリーラム・ユナイテッド(タイ)対浦項スティーラーズ戦が引き分けた場合は、引き分けでも決勝トーナメントに進めるという状況で、グループリーグ最終戦を迎えた。

 両チームが縦に速いサッカーを展開する中で、C大阪は前半8分にFWフォルランがPA内でDFを外して、最初のシュートを放ったがGKに正面でキャッチされた。先制点の欲しいC大阪だったが、同18分にFWアロイージオに突破されると、山下がPA内でスライディング。アロイージオが倒れると、FCソウル対広島戦の終盤に2つのPKをFCソウルに与えたファハド・アルマッリ主審はPKを宣告する。これをFWバグネル・ラブに決められて、C大阪は1点を追うことになってしまった。

 自力突破に2点が必要となったC大阪は、24分にも左サイドの丸橋からのクロスをフォルランがヘッドで合わせる。叩きつけたボールは枠を捉えていたが、GKワン・ダーレンに阻まれる。続くCKからもC大阪は、PA内で長谷川がフリーになり、ボレーでゴールを狙ったが、空振りしてしまった。

 山東魯能の速攻を警戒しながらも、同点ゴールを目指すC大阪は、35分にゴイコ・カチャルがミドルシュートでゴールを狙ったが、これもGKに阻まれる。さらに39分にも扇原のロングボールを最終ラインの裏で受けた丸橋がシュートを打ったが、枠を捉えきれない。攻める姿勢を見せたC大阪だが、1点ビハインドのままで前半を終えた。

 後半開始早々、C大阪は一気に敵陣にボールを運ぶと、山口のパスを長谷川がスルー。奥でボールを受けた柿谷がGKとの1対1をループシュートで制して、試合を振り出しに戻した。さらに3分にもフォルランが左にボールを展開。丸橋のクロスを再び受けたフォルランが右足でシュートを放つと、これがゴールに決まり、C大阪が逆転に成功した。

 勝たなければ敗退の決まる山東も、FWハン・ポン、FWリー・ソンイーを投入し、C大阪に圧力を掛ける。23分にはMFワルテル・モンティージョがミドルシュートを放ったが、左に切れて行った。30分に山東は最後の交代枠でアロイージオを下げて、FWウー・シンハンを起用する。32分にはバクネル・ラブがドリブルから左足でゴールを狙ったが、これも枠を捉えなかった。

 守るC大阪は後半35分にフォルランを下げて、FW杉本健勇をピッチに送り出す。その直後、山東が浮き球のボールを入れてくると、GKキム・ジンヒョンが反応してキャッチ。しかし、着地前に山下と接触し、背中からピッチに叩きつけられた。キム・ジンヒョンは立ち上がり、プレーを続行した。41分にはセットプレーの流れから、右からのクロスをDFダイ・リンにヘッドで合わされるが、GKキム・ジンヒョンがセーブ。直後にも最終ラインにボールを出されたが、韓国代表GKが鋭い飛び出しでピンチを未然に防いだ。

 その後もロングボールを放り込んでくる山東の攻撃を凌ぎきったC大阪が、アウェーで2-1と今大会初勝利を収めてE組の2位に浮上。3年ぶり2度目の決勝トーナメント進出を決めた。C大阪は決勝トーナメント1回戦で、前回王者の広州杭大と対戦する。

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