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過去最多、W杯出場10か国のユニフォームが集結!! ナイキが特別展示スタート

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 まさに壮観――。ブラジルW杯開幕まで2カ月を切った現地時間24日、マドリッド市内でナイキによる「FOOTBALL INNOVATION SUMMIT」がスタートした。2日間に渡って行われるイベント初日は、ナイキがスポンサードするブラジルW杯出場10か国のユニフォームが展示されるだけでなく、ピッチ外のコレクションや「NIKE F.C.」のコレクションが展示された。

 会場となったサロン・ド・レイノスに足を運んで、まず目に飛び込んできたのが光り輝くユニフォームだった。ブラジルW杯でナイキがスポンサードするのはブラジル、イングランド、フランス、アメリカ、ポルトガル、オランダ、韓国、クロアチア、ギリシャ、オーストラリアとW杯過去最多の10か国。そのユニフォームが一堂に集結した。

「今回はサッカー王国のブラジルで開催されるW杯。W杯出場国のユニフォームをデザインできたことは誇りに思う」とクリエイティブデザイナーのマーティン・ロッティ氏は話した。「ブラジルでは温度が高くなることが予想される」(ロッティ氏)ため、ユニフォームにもナイキこだわりが存分に詰め込まれている。

 ユニフォームに使用された「ナイキDRI-FITテクノロジー」は汗を肌から素材表面に吸い上げて素早い蒸散を促すため、試合中の体温調整に効果を発揮してプレーヤーを涼しい状態に保つことができる。快適にプレーする状況にを作り上げることで、パフォーマンスの向上にもつながっていく。さらに、背面のメッシュパネルで通気性を確保。編み込みのパターンを細かくしたり、粗くしたりすることでポイントによって熱をより逃しやすくしている。

 ユニフォームだけでなく、ピッチ外での生活をサポートするトレーニングウェアやジャケットなども展示。これらは「ピッチ外でも見られることが多いアスリートの願いを叶えるため、いろいろな瞬間に対応できて着こなせるものを作った」(ロッティ氏)。このコレクションは選手同様、サポーターのために作られたものもある。

 さらに、元プロバスケットボール選手で世界的スターであるマイケル・ジョーダン氏が、過去5度のW杯優勝を誇るブラジルが今大会で6度目の優勝を飾れるようにと思いを込めた「エアジョーダン6」の限定バージョン、ネイマールら選手が使用する世界初の3Dプリントバックなどのアイテムも並んだ。

 会場の奥に足を運ぶと、新たに誕生した「NIKE F.C.」のコレクションが登場するなど、盛りだくさんの内容となったイベント開催の意図を、「すべてを集めて披露することで、ナイキのパワーを感じてほしい」とロッティ氏。その言葉どおり、ブラジルW杯へのカウントダウンが始まる中、ナイキのパワーを感じさせるイベント初日となった。

(取材・文 折戸岳彦)

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