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C・ロナウドの新相棒、ナイキの「マーキュリアル スーパーフライ」が誕生!!

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 サッカー選手にとって、新たな武器がまた一つ誕生した――。現地時間24日にスタートしたナイキによる「FOOTBALL INNOVATION SUMMIT」が25日に2日目を迎え、ニューブーツ「マーキュリアル スーパーフライ」発表記者会見が行われ、レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが出席した。スピードに特化した「マーキュリアル スーパーフライ」はブラジルW杯開幕日となる6月12日に販売開始。この日は、世界的スーパースターであるC・ロナウドが、ニューブーツについて語り尽くした。

 C・ロナウドは23日に行われた欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦バイエルン戦で1-0の勝利を収めたばかり。負傷から久々に復帰したエースは後半28分に途中交代するまで攻撃をけん引し、昨季王者撃破に貢献。本人は「まだ決勝を考えるのは早い。2戦目が残っている」と試合を振り返った。リーガ・エスパニョーラ、欧州CLでタイトルを争い、今夏ブラジルで開催されるW杯で最も注目される選手の一人であるC・ロナウドが新たな武器とともに登場するとあって、会場となったマドリッド市内の宮殿サロン・ド・レイノスには世界各国から200人を超す報道陣が詰め掛けた。

 世界中のサッカーファンを魅了し続けるC・ロナウドが、さらなる輝きを放つための武器、ナイキのニューブーツ「マーキュリアル スーパーフライ」が完成。先月、バルセロナで発表された「マジスタ」と同様のミッドカットデザインだが、先月の記者会見に出席したイニエスタのような司令塔タイプが履く「マジスタ」と特徴は大きく異なる。

 ナイキパフォーマンスフットウェア担当のフィル・マッカートニー副社長が「マーキュリアルは最速のプレイヤーに最速のブーツを作るというもの」と話したように、最新作である「マーキュリアル スーパーフライ」の最大の特長はスピード。それを実現するために重要な役割を担ったのが、もっとも先進的な技術である「ナイキフライニット」だ。フライニットを使うことによって、より足に合ったブーツを作ることを可能にしており、履き口のデザインはブーツと足に連動感を与え、足の一体化をより高めている。「足首とヒザ下まで連動させることによって邪魔を感じさせず、ボールに速く追い付き、速く動けるようになります。それがフライニットの特徴でもあります」とマッカートニー副社長は説明した。

 12歳のときから「マーキュリアル」を履き続けるC・ロナウドも初めて「マーキュリアル スーパーフライ」を見たときには「ビックリしたし、驚きを感じたよ。こんなブーツは見たことがなかったんだ。今までとは違うスタイル、形でとても驚いた」と振り返ったほどフォルムは斬新だ。しかし、「履いたときに快適性を感じたし、すごく良い感触を得たんだ。デザインも美しいし、履き口の部分がとてもきれい。ただ、まだ履いてプレーしたことはないから、これを履いてプレーすることを楽しみにしている。すごく速く動けるんじゃないかと感じているよ」とニューブーツへの期待を語った。

 今夏、行われるブラジルW杯に新相棒と臨むC・ロナウドは、より進化したプレーで世界中のサッカーファンを魅了することになるだろう。

(取材・文 折戸岳彦)

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