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後半ATに決勝弾!田中の2Gなどで柏が浦和との壮絶な打ち合い制す

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[4.26 J1第9節 柏3-2浦和 柏]

 26日、J1第9節が各地で行われ、日立柏サッカー場での柏レイソル浦和レッズによる一戦は、3-2で柏が打ち合いをものにした。前半24分に浦和のMF原口元気が先制するも、後半15分にMF茨田陽生のボレーシュート、同27分にFW田中順也がPKを決めて柏が逆転。30分にMF阿部勇樹が試合を振り出しに戻したが、アディショナルタイムに田中がこの日2点目を決めて、ホームで勝ち点3を手にした。

 怪我で前節からスタメンの入れ替えを余儀なくされた両チーム。柏は右太腿裏肉離れでFWレアンドロを欠き、3-4-2-1の1トップにはFW工藤壮人がポジションを上げ、2シャドーには田中とともにMF太田徹郎が入った。
 一方の浦和はDF槙野智章が右太腿裏痛のため欠場。3-4-2-1の3バックの左でDF濱田水輝が先発した。

 柏は高い位置からの積極的な守備でパスミスを誘い、楔のパスに対してはDFが素早く潰しにかかるなど浦和に攻撃のリズムをつくらせない。攻撃では同じ柏ユース出身の工藤と太田が好連携を見せる。7分にはクリアボールを工藤から太田へとつなぎ、浦和陣内まで攻め入る。これはシュートまで持ち込めなかったが、15分にはこの試合最初の決定機。太田からのスルーパスにマークを外した工藤が反応し、GKと1対1を迎えたが西川周作の好守に阻まれた。

 浦和のチャンスは17分、MF阿部勇樹が自陣からドリブルで持ち上がり、原口、FW李忠成とつなぎ、李がゴール前に走り込んだ原口にラストパスを送ったが、DFにクリアされてしまった。

 ショートパスが思うようにつながらなかった浦和だが、司令塔のMF柏木陽介が一発のパスで流れを変える。ハーフラインからの浮き球に原口が抜け出してPA内で受ける。ファーストタッチは流れてしまいDFが戻ってしまったが、振り向き様に右足を一閃。これが見事ネットを揺らし、原口の今季4点目で浦和が先制に成功する。

 リードを奪った浦和はペースをつかみポゼッションを高めて時計の針を進める。前半終了間際には、MF興梠慎三が倒されて得たゴール正面PAすぐ外のFKを柏木が直接狙ったが、シュートはクロスバーに弾かれた。

 1点のビハインドを負って前半を折り返した柏は、後半の頭からMFハン・グギョンに代えて攻撃的な茨田を投入する。すると投入から2分後には茨田がいきなりチャンスを生む。太田とのワンツーでPAに侵入しシュートを放ったが、DFが体を張ってゴールを割らせない。

 茨田のシュートに呼応するからのように後半はPA内での場面が増える。6分にはMF高山薫、7分には原口、13分には太田が次々とPA内に持ち込むが、スコアを動かすことができない。ゴールネットを揺らしたのは同15分、DF橋本和のクロスを茨田がダイレクトで合わせてボレーシュートを突き刺して1-1とした。

 同点となった後も両チームはさらに攻勢を強める。同点の4分後には李とのワンツーからDF森脇良太がPA内で強烈なシュート放ったがゴールポストに嫌われてしまった。お返しとばかりに柏も橋本と田中がワンツーで左サイドを攻略。橋本を梅崎が倒してしまい判定はPKに。これを田中が落ち着いて沈め、柏が逆転する。

 逆転を許した浦和は、直後に濱田に代えてMF鈴木啓太、梅崎に代えてMF関根貴大を投入。すると、30分には柏木のCKを阿部が頭で合わせ、2-2の同点とする。

 その後の15分も両チームともに最後までゴールに迫ったが、決定力に欠ける。同点で終わるかと思われたアディショナルタイム、田中の右足のミドルシュートが決まり、柏が再びリード。直後にタイムアップの笛が吹かれ、柏が3-2で激戦をものにした。柏はリーグ戦3試合ぶりの勝利。公式戦の負けなしを9(4勝5分)に伸ばした。勝てば暫定ながら首位に立つ浦和だったが、約1か月ぶりの敗戦。公式戦の連勝は5でストップした。

(取材・文 奥山典幸)

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