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[JFAプレミアカップ2014]唯一の中体連代表・青森山田中FW佐々木主将「個で負けてもチームとして勝つ」

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 今回の「JFAプレミアカップ2014 supported by NIKE」参加12チームの内訳はJリーグクラブの育成組織が10チーム、地域クラブがF.C.コーマラント(四国、香川)の1チーム、そして中体連からは青森山田中(東北、青森)が唯一参加する。

 過去17大会のうち、中体連の優勝チームは08年の静岡学園中(静岡)の1回だけ。残り16回を優勝しているクラブユースチームが優勢に立っている。今回の前評判もJクラブが高い。ただ青森山田中のFW佐々木友主将(3年)は「個では負けてもチームとして勝ちたい。Jクラブ相手だとボールを保持することは厳しくなる。でも攻守の切り替えを速くして、あとは守備も頑張ること。中体連の代表として優勝したい。笑顔で終わって世界へ行きたい」と力を込めた。

 青森山田中は高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯プレミアリーグEASTで毎年のようにJユース勢を撃破し、上位へ食い込んでいる青森山田高の戦いを見てきている。その高校チームとトレーニングマッチを行うなど強化を行ってきた。1次ラウンドでは前回王者の大宮アルディージャジュニアユース(関東2)をはじめ、名古屋グランパスU15(東海)、アルビレックス新潟U-15(北信越)というJクラブ勢3チームと戦うことになったが、チームには「(普段から)J下部に匹敵する相手とやれている」(佐々木)という手ごたえがある。

 13年U-15日本代表候補のMF高橋壱晟(現青森山田高)から10番を受け継いだ佐々木は「高橋壱晟クンはサッカー上手いし、私生活も素晴らしいので憧れ。自分は試合で絶対に1回は周りを驚かせるようなプレーをすると決めている。上手い、強いだけでなく、驚くようなプレーを見せたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)

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