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17位18位対決は仙台に軍配、徳島連勝ならず10敗目…

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[5.3 J1第11節 徳島0-1仙台 鳴門大塚]

 ベガルタ仙台が敵地で徳島ヴォルティスを1-0で下した。前半40分のFW赤嶺真吾のゴールを守り抜き、17位18位対決となった一戦を制した。仙台は4月12日の横浜FM戦以来の今季2勝目を挙げた。前節開幕からの連敗を9で止めた徳島は、初の連勝を目指したが、今季8度目の無得点で10敗目。ホーム初勝利もお預けとなった。

 最初のビッグチャンスは仙台だった。左サイドでFKを獲得すると、MF梁勇基が蹴り入れると、GK長谷川徹が手に当てたボールがファーサイドに流れる。DF菅井直樹が突っ込むと、DF李栄直とDF橋内優也が懸命のカバーに入る。もう一回触れればという状況を作るが、最後は橋内にライン上でかき出され、得点とはならなかった。

 しかしそんな中でも先制点は仙台に生まれる。前半40分、左サイドから上がったDF石川直樹のクロスが中央にいたFW赤嶺真吾に渡ると、ワントラップから左足を振り抜く。徳島もDF福元洋平らがブロックに入るが、わずかに間に合わず、ボールはゴール右ネットを揺らした。

 ホーム初勝利、J1初の連勝を狙う徳島も反撃は試みる。しかし前半42分のFW津田知宏のミドルは枠上。後半に入って10分には浮き球パスで抜け出した津田がGKと1対1になるが、決めきることは出来なかった。

 一方、先制点こそ奪った仙台も追加点が遠い。後半22分には決定機、橋内と競り合いながら赤嶺がゴール前に抜け出す。だがシュートは前に出たGK長谷川を越えるが、ミートしておらず、カバーに入った橋内にクリアされる。同32分にはエリア内で菅井がMF斉藤大介に倒されPKを獲得する。だがこのPKも梁がポストに当ててしまい、徳島を突き離す得点は生まれなかった。

 だが試合はこのまま仙台が1-0で逃げ切った。「みんなで上手く連動できた」と決勝ゴールとなったシーンを振り返った赤嶺は、「ホームで勝てば勢いに乗れると思う」と、中2日で迎える神戸戦での今季ホーム初勝利を誓った。


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