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神戸は3戦連続ドロー、広島寿人の“カズ弾”はまたもお預け

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[5.3 J1第11節 神戸0-0広島 ノエスタ]

 ヴィッセル神戸サンフレッチェ広島の上位対決は0-0の引き分けに終わった。3位でこの試合を迎えたホームの神戸はこれで3戦連続の引き分け。次節は中2日でアウェー仙台戦となる。2位の広島も連勝を逃した。広島の次戦は中3日で迎えるACL決勝T1回戦第1戦、ホームでのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦となる。

 序盤、チャンスを迎えたのは神戸だった。前半8分、右サイドからのCKを獲得すると、FWマルキーニョスがヘディングで合わせる。だがシュートは惜しくも左ポストに嫌われる。同24分にはMF森岡亮太がミドルを放つが、これもクロスバーに嫌われ、得点は生まれなかった。

 広島もサイド攻撃からチャンスを伺う。スコアレスで折り返した後半8分、右サイドからMF清水航平がクロス。これをMF森崎浩司がヘディングで合わせるが、GK山本海人の横っ飛びセーブに遭う。ならばと同18分には左サイドから中央に切り込んだDFパク・ヒョンジンが強烈右足ミドルを放つが、これも山本に弾き出され、スコアを動かすことは出来ない。

 こう着状態を打破しようと、両チームは交代枠を使いながら局面の打開を試みる。後半19分には広島がベンチスタートさせていたFW石原直樹を、同24分にはMF高萩洋次郎に代えてMF川辺駿を投入。神戸も同24分にMF橋本英郎に代えてMF松村亮、同27分にはマルキーニョスに代えてFW田代有三と前線をフレッシュにして得点を奪いに行った。

 それもで試合はなかなか動かない。後半37分には神戸はMFチョン・ウヨンのフィード1本で裏に抜けたFW小川慶治朗が左足でゴールを狙うが、シュートはわずかに右に外れる。広島も後半35分に最後のカードとして投入されたMFミキッチが積極的に仕掛けるが、同40分のアーリークロスに佐藤寿人が飛び込んだ場面は、山本が手に当てたボールをDF岩波拓也にクリアされる。FW三浦知良のJ1通算得点にあと1ゴールと迫る佐藤だが、この日もゴールはならず、王手をかけてから5試合連続の無得点。得点後にはカズダンスを踊ると宣言しているが、またもお預けとなった。試合はこのままスコアレスドローで幕を閉じ、勝ち点1ずつを分け合った。


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