beacon

憲剛不在の川崎Fが甲府を下しACLへ弾みの1勝

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.3 J1第11節 川崎F2-0甲府 等々力]

 川崎フロンターレはホームでヴァンフォーレ甲府に2-0で勝利し、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。7日にACL決勝トーナメント1回戦第1戦のFCソウル戦も控える過密日程の影響か、MF中村憲剛が今季リーグ戦で初めて欠場したが、代役を務めたMF山本真希が先制点をアシストするなど総力戦で勝ち点3をもぎ取った。

 川崎Fは前半25分、MF大島僚太のスルーパスに抜け出したFW大久保嘉人がGKと1対1を迎えるが、シュートはGK岡大生が好セーブ。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が視察する前で、W杯メンバー入りへアピールするゴールとはならなかった。

 それでもスコアレスで折り返した後半8分、左サイドからDF谷口彰悟が中央に入れたボールをFW小林悠がワンタッチで流すと、PA内に走り込んだ山本がダイレクトで折り返し、MF森谷賢太郎が右足で押し込んだ。

「(小林)悠からいいボールが来て、中を見たら(森谷)賢太郎がフリーだったので、出すだけだった」と山本が振り返った先制点。5分後の後半13分には左サイドからドリブルで切れ込んだMFレナトの折り返しがオウンゴールを誘い、2-0とリードを広げた。

 甲府も後半25分、相手のクリアミスを拾ったFW盛田剛平がクロスバー直撃のシュートを放つなど反撃に出たが、1点を取り切れない。終盤は押し込まれる時間もあった川崎Fだが、粘り強く守って2-0の完封勝利を飾った。山本は試合後のインタビューで「だれが出ても同じサッカーをやれるのがフロンターレの強み。(中村)憲剛さんがいない中で勝てたのは大きかった」と、憲剛不在でつかんだ勝ち点3を素直に喜んでいた。

TOP