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[なでしこ]宮間2発で岡山湯郷が鮮やか逆転!浦和の開幕連勝止める

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[5.4 なでしこリーグ第6節 浦和1-3岡山 駒場]

 なでしこリーグは4日、第6節を行った。首位の浦和レッズレディースはホームで3位岡山湯郷ベルと対戦し、1-3で敗れた。開幕から続いていた連勝は5でストップした。逆転勝ちした岡山は今季初の連勝を飾った。

 8日に行われる国際親善試合および、14日に開幕するアジア杯に出場する日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー23人が2日に発表された。開幕5連勝と好調浦和からは、MF猶本光、DF高畑志帆、DF乗松瑠華、FW吉良知夏の4人が初選出。3日には、FW後藤三知も追加招集された。対戦相手もなでしこジャパンの主力MF宮間あや、GK福元美穂が在籍している岡山湯郷とあって、対戦に注目が集まった。

 序盤は互いに攻め手を欠いた。浦和はMF猶本光がファーストシュートを放つが、ゴールネットを揺らすには至らない。岡山はMF浅野未希が右サイドを積極的に仕掛けるが、なかなか決定機とまではいかなかった。

 だがこのままスコアレスで折り返すかと思われた前半44分、均衡が破れる。浦和は右サイドを突破したMF柴田華絵がクロス。中央混戦となるが、MF加藤千佳が押し込む。浦和が決めきる力を見せ、前半を1点リードで折り返した。

 だが後半に入ると、岡山が4試合連続無得点と堅守を誇る浦和守備陣に襲い掛かる。23分、再三裏のスペースを狙っていたMF中野真奈美が抜け出すと、左足で豪快にネットを揺らし同点。さらに同28分、ゴール正面でFKを獲得すると、MF宮間あやが狙う。キックは壁に当たるが、ハンドの判定となり、さらに前からのFKとなる。ペナルティーアーク内からのFK。宮間が右足を振り抜くと、スタジアム中のため息を誘う惚れ惚れする放物線を描いたボールがゴール左隅に収まった。

 勢いづく岡山湯郷は逆転直後にも波状攻撃を見せるなど、チャンスを作る。終盤、浦和も攻勢を仕掛けるが、後半45分、宮間が鮮やかなミドルシュートを突き刺し、勝利を決定づけた。岡山湯郷が、首位チームに今季初黒星を付けた。

(取材・文 児玉幸洋)

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