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小野伸二、先制アシストも有終Vならず…交代後に逆転負け

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[5.4 Aリーグ・ファイナルシリーズ決勝 ブリスベン2-1(延長)W・シドニー]

 オーストラリアAリーグは4日、ファイナルシリーズの決勝を行い、MF小野伸二の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズブリスベン・ロアーに延長戦の末、1-2で敗れ、2シーズン連続の準優勝に終わった。6月1日からコンサドーレ札幌に移籍することで仮契約を締結している小野は後半11分に先制点をアシストしたが、有終の美を飾る初優勝は果たせなかった。

 小野のピンポイントキックが均衡を破った。0-0で迎えた後半11分、右CKのチャンス。小野がニアサイドへ上げたボールを元浦和のDFマシュー・スピラノビッチがヘディングで叩き込み、ゴールネットを揺らした。

 小野のアシストで先制したW・シドニーだが、その後はブリスベンの猛攻を受ける。立て続けに決定的なピンチを招き、後半37分には小野もベンチに下がって逃げ切り体勢に入ったが、後半41分にFKから同点ゴールを許し、土壇場で追いつかれた。試合は1-1のまま延長戦に突入。すると延長後半8分に勝ち越しゴールを許し、1-2で逆転負けした。

 Aリーグ参戦1年目となった昨季はレギュラーシーズンを制すも、ファイナルシリーズ決勝でセントラルコースト・マリナーズに0-2で敗れ、シーズン総合優勝はならなかった。今季はレギュラーシーズンを2位で終え、4月26日のファイナルシリーズ準決勝でセントラルコーストと対戦。2-0で昨季決勝のリベンジを果たし、2シーズン連続の決勝進出を決めたが、またしてもグランドファイナルで敗れた。

 W・シドニーは7日、14日に行われるACL決勝トーナメント1回戦でサンフレッチェ広島と対戦する。

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