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「失望」に包まれるリバプール「シティがチャンピオンだ」

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[5.5 プレミアリーグ第37節 クリスタル・パレス3-3リバプール]

 プレミアリーグは5日、第37節3日目を行い、リバプールは敵地でクリスタル・パレスと対戦し、3-3で引き分けた。3点をリードしながら後半34分からの3失点でまさかのドロー。前節のチェルシー戦(0-2)に続いて勝ち点3を逃し、24シーズンぶりの優勝が大きく遠のいた。

 ブレンダン・ロジャース監督は優勝が極めて困難になったことを認めている。クラブの公式HPが指揮官のコメントを伝えた。

「大きな失望だよ。我々は78分間、素晴らしいパフォーマンスを見せ、やるべきことを完璧にこなしていた。堅い守備を見せ、ほとんどピンチはなかった。ボールを支配し、3ゴールを決めた。さらに1、2点取るチャンスもあった」

 前半18分、MFスティーブン・ジェラードの左CKにMFジョー・アレンが頭で合わせ、先制点。1点リードで折り返した後半8分にFWダニエル・スターリッジ、同10分にはFWルイス・スアレスが追加点を奪い、3-0とリードを広げた。ところが、後半34分に1点を返されると、2分後の36分に2失点目。さらに後半43分、まさかの同点ゴールを献上した。

「まるで負けたような気分だよ。ロッカールームは静寂に包まれ、選手は落ち込んでいる」。試合後、スアレスはユニフォームで顔を覆い、ピッチ上で人目をはばからず号泣した。

 リバプールは最終節を残して勝ち点81。11日の最終節でニューカッスルと対戦するが、勝ち点80のマンチェスター・シティはあと2試合残しており、2連勝すれば、文句なしで2シーズンぶりのリーグ制覇が決まる。

「勝ってシティにプレッシャーをかけ続ける必要があった」。シティは7日にアストン・ビラと対戦する。暫定14位のアストン・ビラだが、今季はアーセナル、シティ、チェルシーを下すなど、リバプールを含めた4強に対し、これまで3勝1分3敗の戦績を残している。

「ビラは難しい相手だよ。今季の上位4チームとの対戦がそれを物語っている」。そう期待するロジャース監督だが、「しかし、シティが勝つだろう。彼らはやるべき仕事を成し遂げるはずだ」と、シティが勝ち点を落とすと考えるのは現実的ではないと語った。

 英『スカイスポーツ』では、タイトルレースは終わったとの考えも示している。

「シティは2試合のホームゲームを残している。タフな2試合になるだろうが、シティは2連勝するだろう。彼らがチャンピオンだよ」


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