beacon

11試合5点の仙台が後半だけで4発大逆転!!神戸との打ち合い制す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.6 J1第12節 仙台4-3神戸 ユアスタ]

 ベガルタ仙台が前半の2点ビハインドを跳ね返す圧巻の逆転劇を見せた。ホームでヴィッセル神戸と対戦した仙台は、3-3で迎えた後半31分にFW武藤雄樹が決勝ゴール。下位に低迷する今季の仙台だが、初の連勝、うれしい今季ホーム初勝利を挙げた。

 一方、結果次第では首位の可能性もあった神戸にとっては痛恨の逆転負け。ここ4試合で勝ち点4と、足踏みが続いている。

 前半は完全に神戸が支配した。スコアでも前半8分、CKにフリーで飛び込んだFWマルキーニョスが頭で押し込み先制。同26分にはMF森岡亮太の右クロスを、得点ランクトップを走るFWペドロ・ジュニオールが頭でねじ込み、着実にリードを広げた。

 チャンスらしいチャンスも作れなかった仙台は、後半開始からDF渡辺広大に代えてFW赤嶺真吾を投入。ウイルソンと赤嶺の2トップにしてリズムに変化を求めた。するとこの交代が流れを一気に変えることになった。

 後半10分、左サイド、エリア内に入ったところでウイルソンがDF岩波拓也に倒されPKを獲得する。これをウイルソンが確実に沈め、1点を返す。さらに直後の同12分、DFの裏に抜け出したウイルソンが豪快にネットを揺らし同点。今季ここまでゴールのなかった助っ人ストライカーが覚醒した。

 激しい打ち合いとなったゲームはまだ終わらない。まず後半27分、カウンターからペドロ・ジュニオールが持ち上がると、FW小川慶治朗にラストパス。小川はワンタッチでゴール左隅に流し込み、神戸が再びリードを奪った。

 しかし後半29分、今度は仙台が反撃。ウイルソンのパスを受けたMF梁勇基がドリブルからシュート。DF増川隆洋に当たって跳ね返るが、こぼれ球がMF太田吉彰の足もとに。太田が右足で蹴り込み再び試合は振り出しに戻る。さらに同31分、GKからのロングキックが最前線まで入ると、走り込んだFW武藤雄樹が左足でゴール右隅に蹴り込み、ついに仙台が試合をひっくり返した。

 後半アディショナルタイムの神戸の猛攻をしのぎ切り、嬉しい今季ホーム初勝利を挙げた仙台。ここまで11試合で総得点5得点だった仙台が、後半だけで一気の大逆転4得点。2発でチームを勢いづけたウイルソンは「今日得点出来てうれしい」とうっ憤が晴れた喜びを語った。

TOP