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[AFCフットサル選手権2014]森岡の決勝ゴールでタイに競り勝った日本、13大会連続4強進出!!

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[5.7 AFCフットサル選手権2014準々決勝 日本代表3-2タイ代表 ホーチミン]

 AFCフットサル選手権は7日に準々決勝を迎え、フットサル日本代表はタイ代表と対戦した。前回大会の決勝カードでもある対戦は、日本が前半14分までに2点を挙げる。しかし、前半終了間際に累積ファウル数が6となり、第2PKを与えると、これを決められて1点差に詰め寄られる。後半5分に同点ゴールを決められた日本だが、16分にFP森岡薫がシュートを決めて再び勝ち越す。終盤にパワープレーを仕掛けて来たタイの猛攻を凌ぎ切り、第1回大会から続くベスト4進出記録を13に伸ばしている。

 日本の先発は、キルギス戦に続きGKは藤原潤。FPには滝田学星翔太稲葉洸太郎吉川智貴が入っている。GK関口優志とFP中村友亮がベンチを外れている。

 序盤からボールを持つ日本に対し、タイも鋭いカウンターからゴールを狙う一進一退の展開になる。前半2分に日本は星が縦パスを受けて、ゴール正面の位置から反転してシュートを放ったが、左ポストを叩いた。稲葉が得意のドリブルで、何度かタイの守備網を破ろうとするも、決定機はつくれない。同6分にはタイのFPピヤパンが放ったミドルシュートがポストを叩くなど、日本にも危ない場面があった。

 それでも前半7分、日本はFP森岡薫が右に展開したボールを、FP皆本晃が中央に折り返すと、FP仁部屋和弘がゴールに押し込み、先制点を挙げる。その後もタイを押し込む日本は、同14分に高い位置で相手のパスをカットしたFP小曽戸允哉が、自らゴールを決めて、リードを2点に広げた。

 ボールを保持しながら、時計の針を進めていた日本だが、残り4秒で西谷がチーム6つ目となるファウルを犯してしまい、タイに第2PKを与えてしまう。これを決められて、前半は1点リードで折り返した。

 後半開始早々、日本はFPジラワット、FPスパウットに立て続けにシュートを打たれたが、GK藤原のセーブと相手のシュートミスに助けられる。しかし、5分には左サイド、右サイド、左サイドとダイレクトの横パスをつなげたられると、ジラワットに同点ゴールを決められてしまう。

 その後もCKなどからタイにゴールを脅かされるが、GK藤原の好セーブなどで凌ぐと、再びボールを保持する時間をつくり出す。自陣半分まで引いたタイの守備に苦しめられたが、後半16分に左サイドでボールを持った森岡が、GKの股下を抜くシュートを決めて、日本が再びリードした。

 残り3分となると、タイはジラワットをGKにしてパワープレーに出る。直後にジラワットの強烈なシュートが右ポストを叩くなど、危ない場面もあった日本。残り3秒、星が倒されて第2PKを得たが、稲葉のシュートはタイのGKに阻まれたが、そのまま日本が逃げ切り、ベスト4進出を決めている。

(取材・文 河合拓)

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