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[AFCフットサル選手権2014]日本代表はクウェートを寄せ付けずに2連覇に王手!!

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[5.8 AFCフットサル選手権2014準決勝 日本代表6-1クウェート代表 ホーチミン]

 AFCフットサル選手権は8日、準決勝を行った。2連覇を目指す日本代表は03年大会以来2度目の4強進出を決めたクウェート代表と対戦した。前半5分にFP稲葉洸太郎のゴールで先制した日本だが、その後に流れを失い、1点を返されて前半を折り返す。後半開始直後、日本はFP皆本晃のゴールで再びリードすると、その後も得点を重ね続け、終わってみれば6-1の大勝で2大会連続の決勝進出を決めた。

 日本の先発は7日のタイ代表戦(3-2)と同じ。GK藤原潤、FPが滝田学仁部屋和弘星翔太西谷良介。GK川原永光とFP中村友亮がベンチ外となっている。

 序盤からボールを支配する日本は、決勝への疲労蓄積を考慮してか、約2分30秒ごとにセットを交代して試合を進めた。前半4分には、右サイドのFP森岡薫から左サイドのFP吉川友貴にパスが通り、ゴール前に入れたボールをFP小曽戸允哉が詰める。シュートは枠を捉えたが、戻って来たクウェートDFにクリアーされた。

 カウンターとそこから派生するセットプレー狙いのクウェートに対し、日本は前半5分に、ピッチに入ったばかりのFP稲葉洸太郎がシュートを決め、1点をリードした。その後は相手の激しい守備の前に、なかなかシュートまで持ち込めない。

 逆にクウェートは少しずつリズムをつかみだす。前半12分には速攻からFPアラワディがシュートするが、GK藤原がセーブ。その後も粘り強くクウェートのボール回しに耐えていたが、15分にFPアブドルラーマンのシュートをGK藤原が弾いたところを、詰めていたFPアラワディに押し込まれて、同点に追いつかれてしまう。その後も日本は流れを取り返せないまま、前半を1-1で終えた。

 後半に入り、日本はセット分けを変更。吉川、皆本、森岡、稲葉がピッチに立つ。この采配が当たる。後半開始から1分も経たずに皆本が右サイドからシュートを決めると、その2分後には稲葉が2点目のゴールを決めて、一気にリードを広げた。

 クウェートは3分からパワープレーに出たが、逆に日本は4分、7分と小曽戸がパワープレー返しを決めて、勝利に大きく近づいて行った。後半9分にも日本は小曽戸のパスを受けた星にも大会初ゴールが生まれる。この得点が決まると、クウェートのベンチでは主力選手のアルモサベとフォンセカ監督が激しい口論を始める。内部崩壊した相手に、その後も危なげない戦いを見せた日本が6-1で勝利し、2連覇に王手をかけた。

(取材・文 河合拓)

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