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豊田不発も関係なし、横浜FMの猛攻しのいだ鳥栖が首位キープ

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[5.10 J1第13節 横浜FM1-2鳥栖 日産]

 J1は10日、第12節を各地で行い、日産スタジアムでは前節、8試合ぶりの勝利を挙げた横浜F・マリノスが2試合連続完封勝利中で首位に立つサガン鳥栖をホームに迎えた。試合は前半10分、同16分に立て続けにゴールを奪った鳥栖が2点をリードして前半を折り返す。後半に入ると横浜FMが攻勢をかけるが、5バックとした鳥栖の堅い守備を崩し切れない。試合終了間際にMF中村俊輔が1点を返したものの、あと一歩届かなかった。何とか逃げ切った鳥栖は3連勝を収めて首位をキープしている。

 前節、6試合ぶりに得点を記録した横浜FMは、この日もベースとなる4-2-3-1ではなく4-4-2を採用。大黒柱のMF中村俊輔はコンディション不良でベンチスタートとなり、ここ2試合先発を外れていたMF齋藤学がスタメンに復帰。また両SBの選手を入れ替え、DF奈良輪雄太とDFドゥトラが先発に名を連ねた。対する鳥栖はFW池田圭が先発に復帰した以外は前節同様のメンバーで、この一戦に臨んだ。

 首位に立つ鳥栖がいきなり試合を動かす。前半10分、右サイドのDF丹羽竜平からボールを受けたMF水沼宏太がドリブルでボールを運ぶと右足を一閃。強烈なミドルシュートはGK榎本哲也に弾かれたものの、こぼれ球にいち早く反応したMF金民友が泥臭くねじ込んで先制に成功した。さらに攻撃の手を緩めない鳥栖が次々と好機を生んでいく。

 前半15分には最終ラインの裏に抜け出した水沼が榎本との1対1を迎えるが、榎本のセーブに遭い追加点とはならず。しかし、直後の同16分にはカウンターから水沼がボールを運び、豊田がシュートチャンスを迎える。シュートは榎本のブロックに遭うが、こぼれ球を金民友が回収すると、最後はDF安田理大のクロスを池田がヘディングで叩き込んでリードを2点差に広げた。

 2点を先行されたホーム横浜FMはまずは1点を返そうと試みるも、鳥栖の堅い守備を崩し切れない。守備ブロック内に入ると激しい寄せに遭い、セカンドボール争いでも後手に回ってPA内への侵入を阻まれる。前半29分には齋藤、同35分にはMF小椋祥平、同36分にはドゥトラがゴールを脅かしたが、すべてがミドルレンジからのシュートであり得点が生まれることはなかった。

 ホームで負けられない横浜FMは後半からFW藤田祥史に代えて中村を投入する。後半2分にはMF藤本淳吾、齋藤とつないだボールから最後は小椋が狙うが、シュートはGK林彰洋の正面を突いた。しかし、中村を中心に攻撃のリズムを生み出すと、同5分にはゴール中央を切り裂いた齋藤が至近距離からシュートを放って、ゴールを脅かす。さらに同14分には中村のCKをFW伊藤翔がドンピシャのタイミングで合わせるが、これも枠を捉えられず。横浜FMが押し込みながらも、ゴールを奪えない時間帯が続いた。

 前節から試合の間隔が1週間空いた横浜FMに対し、6日に試合を行い中3日の鳥栖は無理に追加点を奪いに行くのではなく、後半20分にはMF谷口博之、MF崔誠根を同時投入して5バックを採用する。残り25分を残しながらも、早くも逃げ切りに入った。横浜FMは後半25分にFW矢島卓郎を投入して、再び前線を2枚にしてゴールをこじ開けようと試みた。

 しかし、自陣前に分厚い壁を築いた鳥栖は横浜FMに簡単にはシュートチャンスを作らせない。試合終了間際の後半45分に中村にミドルシュートを叩き込まれて1点差に詰め寄られ、終盤には猛攻にさらされたものの体を張った守備で同点ゴールを許さず。辛うじて逃げ切って首位をキープした。一方、コンディション的なアドバンテージを生かせなかった横浜FMは2試合ぶりの黒星を喫している。

(取材・文 折戸岳彦)

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