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ハーフナーフル出場も…フィテッセはPO敗退で今季終了、来季のEL予選からの出場権獲得ならず

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[5.10 エールディビジ プレーオフ1回戦第2戦 フィテッセ4-1フローニンゲン]

 エールディビジは10日、ヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦からの出場権をかけたプレーオフ1回戦第2戦を行った。FWハーフナー・マイクの所属するフィテッセはホームでフローニンゲンと対戦し、1-4で敗れた。2戦合計でも1-5で、フィテッセはプレーオフ1回戦での敗退が決定。来季のEL出場権を逃した。ハーフナーはこの日もフル出場したが、得点なしに終わった。

 第1戦では終盤に決勝点を許してしまったフィテッセ。早い時間に2戦合計で追いつき、勝ち越したいところ。前半19分、ハーフナーの落としからMFマルコ・フェイノビッチが右足ミドルシュート。同22分には、右サイドからMFダビー・プレパーが上げたクロスをハーフナーが打点の高いヘディングシュートを放つ。しかし、どちらも枠を捉え切れず、得点のチャンスを逃した。

 すると、前半25分、これまで劣勢だったフローニンゲンが先制点を挙げる。中盤でボールを奪い、FWチャロン・シェリーがドリブルから左足を振り抜く。これが右サイドネットに突き刺さり、1-0。アウェーのフローニンゲンがリードを奪う。

 2戦合計0-2でアウェーゴールも許したフィテッセは、これで3点が必要となった。同4分、FWクリスティアン・アツの縦パスをPA内で受けたMFワレリー・カザイシュビリが鋭い切り返しで相手DFをかわして左足シュート。絶好のチャンスだったが、これもゴール右に外れてしまった。

 それでも後半18分、フェイノビッチのパスを受けたプレパーが左足シュートを決めて、1-1と反撃ののろしを上げる。しかし、その1分後にMFフィリプ・コスティッチの右クロスからFWリハイロ・ジブコビッチに決められて、1-2。フィテッセの決勝進出は厳しい状況となった。

 諦めずに攻め込むフィテッセだったが、後半38分にカウンターを食らい、コスティッチにこの日2点目となるゴールを決められ、1-3。最後までゴールに迫ったが、同41分のハーフナーのヘディングシュートもわずかにゴール右に外れ、さらには同44分にコスティッチにハットトリックを達成されて1-4で試合は終了した。

 これでフィテッセの今シーズン全試合が終了した。ハーフナーはリーグ戦32試合に出場し、10得点4アシストを記録。昨シーズンの11得点に続き、2年連続で2桁得点を記録した。今シーズン限りで契約が切れるハーフナーには、フェイエノールトやナポリ、ブンデスリーガの複数クラブが獲得を検討していると報道されている。フィテッセも契約延長を打診しているというが、この試合がフィテッセでの最後の試合となってしまったのだろうか。今後の去就に注目が集まる。


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