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「3人で良い関係が築ければ」 西川はGK3人での共闘誓う

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は12日、都内で記者会見を行い、ブラジルW杯に出場する日本代表メンバー23人を発表した。浦和レッズからはただ1人、GK西川周作が選ばれた。会見を行った西川は「自分がどうやってゴールマウスを守るかということだけを考えて、日々のトレーニング、努力をして良い準備でW杯に挑めるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 W杯メンバーに選ばれた西川だが、試合出場となると、正守護神の川島永嗣とのレギュラー争いを勝ち抜かないといけない。「試合で使う、使わないはザックさんの判断」と話した西川。「永嗣さんは素晴らしいGKですし、常に学ぶものが毎回たくさんあります。ゴンちゃん(権田選手)も含めて3人で良い関係が築ければと思います」と共闘を誓った。

以下、一問一答
―メンバー発表はどこで見ましたか?
「クラブハウスで見ていたんですが、最初は名前を呼ばれるまで緊張したというか、名前を呼ばれるまでザックさんの話が少し長かったので(笑)。すごいドキドキしましたけど、やっぱり名前を呼ばれたときは本当にうれしかった。チームの広報の方や事務所の方と一緒に喜びました。一番に奥さんからも連絡がきました。一番近くで4年前のことも今もそばで支えてくれている存在なので、奥さんに喜んでもらえたことは嬉しいです。奥さんとも前々から『スタートラインだからこれからが大事だね』という話をしていました。本当にこれからが大事だなと思います」

―西川選手にとってW杯とは?
「小さいころは本当に夢の舞台だったのですが、プロになって目標になり、今では絶対に通らなければいけない道だと思っています。選ばれたことに満足せずに試合に出て、世界の相手と戦って勝ちたいという強い気持ちがあります。自分がチャンスをもらえたときに良いパフォーマンスでやれる準備というのはもう始まっているので、中断期間まであと1試合ありますけど、しっかり無失点に抑えてチームに貢献したいと思います」

―浦和には他にも多くの代表候補がいましたが。
「当然みんなが代表に入りたいと思っていましたし、今自分がここに一人いるということは悔しい思いをしているチームメートもいると思っています。自分一人でメンバーに選ばれたと思っていないですし、チームメートの支えがありながら毎日サッカーができているので、そういう思いも含めてこれからも一緒に戦っていければなと思います」

―北京五輪以来の世界大会ですが?
「世界大会はオリンピック、その前はワールドユースに出ましたが、まだ世界相手に一回も勝てていないという過去があります。北京オリンピックが終わった時点で世界大会はW杯しかないと思っていたので、W杯に出て強豪相手に勝つことをイメージしながらずっとやってきました。試合に出るチャンスをもらえれば、しっかり守れるところと自分の特長でもあるフィードやビルドアップ参加など、攻撃の起点になるようなプレーをたくさんの方に見てもらえたら思います」

―ブラジルのイメージは?
「ブラジルは本当に広い国なので、コンフェデレーション杯で思ったことは、場所によって暑かったり寒かったり、環境が良かったり悪かったりと、行ったところで状況がころころ変わるような国ですが、非常にサポーターも熱いというイメージです。コンフェデレーションズ杯のときは意外とブラジルの人が日本のことを応援してくれていて、戦いやすい雰囲気を作ってもらったというイメージです」

―グループリーグで対戦するコートジボワール、ギリシャ、コロンビアの印象は?
「3チームともに言えることは、個々の能力は絶対に高いと思っています。身体能力の部分でも日本人を上回るところがたくさんあると思います。日本はチームとして団結して戦っていきたいと思っています」

―レギュラー争いについて。
「(川島)永嗣さんは素晴らしいGKですし、常に学ぶものが毎回たくさんあります。ゴンちゃん(権田選手)も含めて3人で良い関係が築けてやれているのかなと思います。試合で使う、使わないはザックさんの判断なので、自分ができる限りのことをやりながら、試合前のミーティングで自分がどの役割を任されても、その役割をしっかりとまっとうしたいなと思います」

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