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遠藤保仁、W杯への決意「自信がなければブラジルには行かない」

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 歴代最多となる国際Aマッチ141試合出場を誇る日本代表MF遠藤保仁(G大阪)。自身が出演するスマートフォン用サッカーゲーム『バーコードフットボーラー』のCMでも、尽きることのないサッカーへの想い、独特の感性を垣間見ることができる。3月に大阪市内で行われたCM収録では、前人未到の記録について語り、日常生活からできるサッカーのトレーニング方法、間もなく迎えるW杯への秘めた思い、そして現役引退後についてまで語り尽くした。60分を超えるロングインタビューをゲキサカでは2回に分けて掲載。10年以上に渡り、日本サッカー界の先頭に立ってきた遠藤の言葉に耳を傾けよ。

―国際Aマッチ141試合出場は日本代表史上、歴代最多です。それについてはどう考えていますか?
「非常にうれしいことですが、基本的にはたくさんの人に支えられての記録だと思っています。やめたときに、いろんな人に自慢できる記録なのかなと思います。もちろん、誇りにも思いますし、この記録をまだまだ伸ばしていきたいと今は思っています」

―W杯でも増えていくと思いますが、どこまで伸ばしたいですか?
「代表は絶対に選ばれるという保証が一つもないので。毎回毎回、最後だと思っていますし、W杯が一つの区切りにはなると思いますが、それでも増やせるだけ増やしたいなと思いますね」

―4年後のイメージはありますか?
「まったくないですね。来年のイメージすらないので」

―1試合1試合を大切に戦っていくということでしょうか?
「僕はどちらかと言うと、そういうタイプです。1試合1試合、自分を成長させるために何をしなければいけないかを考えるタイプですね」

―これだけのキャップ数を積めた理由はどこにあると思っていますか?
「もちろん監督が代われば、サッカーのスタイルも変わりますし、好き嫌いもあると思います。そういう意味では、あまりそういうことに影響されないポジションというのもあると思います。大きなケガがなかったことも、一つの要因かもしれないですね。あとはガンバという強いクラブにいたことも大きな部分を占めていると思います」

―歴代の代表監督が自分を選んでくれた要因は何だったと思いますか?
「一番は、波が少ないところだと思います。それは自分の特長でもあると思うので。ほかは……。(監督に)聞いたことがないので分からないですね。出られないときに『何で出られないのか』というのは聞きますが、『何で自分を選んだのか』というのは聞いたことがないので」

―今度、聞いてみてください。
「そうですね。最後にザックさんに聞いてみます(笑)」

―長い間、代表にいますが、進化を感じているところはありますか?
「もちろん成長、進化していると思いますし、目指すところも高くなっていると思います。代表だけではなく、いろんな選手が成長しながら、良い刺激を与えながら、代表にもそれを還元できているのかなと思います」

―ご自身の進化は?
「僕はどうですかね。進化していたいとは思いますけど、まだまだ成長できるとも思っているので、さらに進化していきたいなと思います」

―今の日本が目指すべきスタイルとは、どんなスタイルでしょうか?
「それを探っているところだと思います。日本の場合は、どうしても外国人監督が多いですし、やっぱり監督の国によってスタイルも違います。時には攻撃的なチームになったり、時には守備的なチームになったりしているので。日本の武器とか特徴を考えると、今、取り組んでいる常に攻撃的なチームというのを土台としてやっていくことが重要かなと僕は思っています。その土台ができつつあるとは思うのですが、まだ完成してはいないので、もう少し日本代表が戦う土台づくりが必要かなと思います」

―具体的にどういうことが土台づくりになりますか?
「一概にフル代表だけやっていればいいというものではないですし、小さいころから一貫して日本のスタイルはこうだというものをつくりあげない限りは、なかなか良くなっていかないと思います。日本のトップレベルの選手だけがやっていればつくれるものだとは思わないので、もう少しサッカー界全体がそういう取り組みをしていけば、そういうふうになっていくんじゃないかなと思います」

―代表ではチームを引っ張っていく立場だと思いますが、その立場に立って思うことは?
「代表の大きさをあらためて感じていますし、チームでもキャプテンをやらせてもらっていますが、もともとキャプテンというキャラではないので。自分が先頭に立って引っ張っていくというよりは、全員にその気持ちを持ってほしいなと思っています。そうするとキャプテンの仕事も少なくなっていきますし、チームとして良い方向に持っていけると思っているので、そういう働きかけをしていきたいなと思います」

―そういうキャラじゃないというのは、昔からですか?
「昔からだと思いますね。小学校のときはキャプテンをやっていましたが、中学校、高校は一切やっていないので。『やれよ』と言われたらやっていたと思いますけど、自然に僕じゃないという感じでしたね(笑)」

―プレーする上で大切にしていることはありますか?
「どうしたらチームがうまくいくか。それしか考えてないですね。どのようにしてやっていけば、勝利により近づけるかということを常に頭に入れてやっています」

―W杯はブラジルで開催されますが、その雰囲気についてコンフェデレーションズ杯ではどんな印象を持ちましたか?
「やっぱりサッカーが好きなんだなとすごく思いますし、スタジアムの雰囲気も本当に良かったですね。あそこでプレーしたいと思わせてくれる国だと思います」
 
―ブラジルで開催されるW杯に出る醍醐味、意気込みは?
「サッカー王国ですし、だれもが一度はブラジルのような強いチームになりたいと思うはずです。目の肥えたファンに日本のサッカーが認められるように、良い結果を出したいなと思います」

―ブラジル大会と南アフリカ大会では、迎える前の心境に違いはありますか?
「南アフリカのときも、良い結果を出すために全力を尽くすという気持ちだけでしたし、今回のブラジルも同じ気持ちで臨みたいと思っています。特別に変わったということはないと思います。チームとしては一番上を目指しているので、選手の意識も高いですし、全員がワールドカップの重要性というのを理解しているので、南アフリカのときよりも気持ちは強いんじゃないかなと思います」

―一番上というのは?
「全試合勝つということが目標なので、自ずとチャンピオンだと思います」

―7月13日は何をしているでしょうか?
「決勝の日ですか? 戦っていると思います。マラカナンで決勝を戦って、必ず優勝していると思います。自信がなければブラジルには行かないですから。自信はあります」

―明確に思い描いている?
「常にイメージはしています。決勝の舞台でプレーしたいと常に思っています。チームでも、時にはそういう話をしますよ。毎回、話すわけではありませんが、全員が同じ道を通っていかないといけないので。時には意思統一、意思確認というのもしています」


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