beacon

[女子アジア杯]なでしこ、0-2から追いついた!!初戦は豪州とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.14 女子アシア杯 日本2-2オーストラリア ベトナム]

 2014 AFC女子アジア杯が14日に開幕した。A組を戦う日本女子代表(なでしこジャパン)は、前回王者のオーストラリア女子代表と対戦し、2-2で引き分けた。第2戦は16日、中1日でベトナム女子代表と対戦する。

 来年カナダで開催される女子W杯のアジア予選も兼ねる今大会(8か国中、上位5か国が出場権獲得)。世界王者のなでしこだが、4年前の前回大会は3位と苦い思いをしているだけに、是が非でも今回はアジア王者のタイトルとともに、W杯チケットを手にしたいところ。奇しくも初戦の相手は前回、準決勝で敗れたオーストラリアが相手。グループステージとはいえ、4年越しの“リベンジマッチ”となった。

 試合を動かしたのはオーストラリアだった。前半21分、カウンターを仕掛けると、センターライン手前からFWフォードがドリブルで持ち上がる。スピードに乗った突破を図ると、なでしこの寄せの甘さも突き、そのまま右足を振り抜く。左ポストをかすめたシュートがゴールネットに収まった。期待の19歳MFがチャンスを確実にものにした。

 なかなか突破口が見出せなかったなでしこは、前半35分に早くも1枚目のカードを切る。FW吉良知夏に代えてベトナム遠征から合流したFW大儀見優季を投入する。すると時間が進むにつれて攻撃にリズムが出てくる。特に1点ビハインドで折り返した後半は、怒涛の攻撃を仕掛けだす。2分のMF宮間あやのシュートがクロスバーを叩いたのを皮切りに、同12分にはMF川澄奈穂美のスルーパスに大儀見が反応。同17分にはFW高瀬愛実のポストから再び大儀見が抜け出すが、いずれもシュートまで持ち込めなかった。

 ここでまさかの展開が待っていた。後半19分、オーストラリアにゴール前まで運ばれると、FWヘイマンのポストからMFファン・エグモントのシュートに繋げられる。右サイドのフリースペースにこぼれると、そこに走り込まれたFWデバナに豪快に蹴り込まれ、あっさり追加点を許してしまった。

 唖然となるなでしこたちだが、ここで諦めるわけにはいかない。2失点目直後の後半23分にはMF中島依美に代えてMF木龍七瀬を送り込む。するとようやく同24分、左サイドを仕掛けた川澄のクロスが、オウンゴールを誘発。再び反撃態勢を整えた。

 さらになでしこは最後のカード、後半34分に高瀬に代えてFW後藤三知を送り込み、勝負に出る。そして迎えた同38分、川澄のアーリークロスを大儀見が左足で流し込む。グループステージ限定の合流となっているストライカーの意地のゴールで、なでしこがついに試合を振り出しに戻した。

 さらに攻勢を続けるなでしこ。後半43分には宮間の浮き球パスに大儀見が反応。GKと交錯し、浮いた球をオーバーヘッドで狙うが、惜しくもキーパーチャージを取られる。アディショナルタイム表示は4分。しかしチャンスの数では上回ったなでしこだが、逆転ゴールを奪うには至らず。初戦はドロー発進となった。


▼関連リンク
女子アジア杯2014特設ページ

TOP