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キャプテン長谷部が大久保を「リーダー」に、岡崎&麻也を「ムードメーカー」に指名

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 W杯日本代表の長谷部誠(ニュルンベルク)、香川真司(マンチェスター・U)、内田篤人(シャルケ)、吉田麻也(サウサンプトン)の海外組4選手が16日、東京都内で合同自主トレを行った。

 日本代表トレーナーによるフィジカルアップメニューの内容は、インターバル走などランニングを中心としたもの。一部でボールを使うメニューもこなしたが、選手達は口々に「きつい」と言い、時おり顔をしかめながら汗を流した。

 とはいえムードは和やかだ。約90分間の練習をこなした長谷部は「ここに来る前にも朝にエクササイズをやっていた」と涼しげに言いながら、「今日はまず若いヤツらに負けられないと思って走った。僕が一番走ったと思う」と笑顔を浮かべた。

 今回は初めて「チームキャプテン」として臨むW杯となる。「前回の僕はゲームキャプテンで、チームキャプテンは川口能活さんだった。今回は4年間チームキャプテンとしてやってきているので、かつての先輩達が担ってきたことをやりたいと思う」と決意も新ただ。

 頼もしい存在も加わった。南アでともに戦った大久保嘉人(川崎F)がサプライズ加入したことだ。「彼が入ってきて、また新しい競争原理が生まれる」と新風が吹き込まれることを期待しつつ、「彼は31歳のベテランなので、チームの雰囲気も盛り上げてほしい。彼もリーダーの一人になってくれると思っている」と歓迎した。

 一方、チームを引き締めるまとめ役がいるのと同時に、長丁場の合宿ではムードメーカー的な存在も必要。その役割を担う選手は誰かと聞かれると、「うーん、僕はやらなくてもいいと思いますねぇ」と長考しながら、「岡崎と麻也ですかね」と、2人を指名した。

「目標は、選手によって優勝という選手もいるし、ベスト8という選手もいるし、公言しない選手もいる。自分の中では昔から勝負事はすべて勝つという考え。だから頂点を狙いたい」。キャプテン長谷部が“ワールドカップ”へ向かって突き進む。

(取材・文 矢内由美子)

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