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六本木で日本代表応援イベント開催!名波氏「日本は1勝2分で2位通過」

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 16〜18日にかけて「サッカー日本代表戦応援イベント」が東京・六本木の東京ミッドタウンで開催されている。朝日新聞の日本代表写真展、アウディの特別モデルやKONAMIの最新ゲームの展示、さらに日本代表グッズがもらえるスタンプラリーなど、盛りだくさんの内容となっている応援イベント。17日は元日本代表の名波浩氏をゲストにトークショーが行われた。

 12日にブラジルW杯を戦う日本代表メンバーが発表されたが、世の中の論点となっている「1トップは誰が務めるべきか」について、名波氏は現役時代のように司令塔目線で言及。「僕がボールを動かす選手だったので、その立場から言わせてもらうと、“動き出しが速い選手”、“わかりやすい選手”。そういった意味で大迫のほうが周りとの連携もとれているし、昨年11月のベルギー遠征でも結果を出している」。サプライズで選出されたFW大久保嘉人の起用法についても独自の見解を展開した。「途中からリズムを変えたいときに、大久保は一番前(1トップ)に入れる。そうなったときに大久保と合うトップ下は、本田ではなく香川。なぜなら川崎Fで大久保が自由に中盤に下がっても、周りの選手がスペースに飛び出していて、その役割は香川のほうがスムーズにこなすと思う。2列目の左には清武か齋藤を入れて、本田は遠藤に代えてボランチ」。

 27日にはブラジルW杯前最後の国内テストマッチ、キプロス戦が行われるが、そのポイントとして負傷明けでコンディションが懸念されるDF内田篤人、DF吉田麻也、MF長谷部誠の名前を挙げた。「内田、吉田、長谷部が出場するなら、ボールをもらう前に、いかに敵陣に身体が向いているかに注目してください。常に後ろ(へのプレー)に選択肢を持っているようだと、相手のプレッシャーが予測より速いということ。これが“ゲーム感覚がない”ということにつながるので」とわかりやすい解説で観客をうならせていた。

 ブラジルW杯の成績について、98年フランスW杯で10番を背負った名波氏はグループリーグを「1勝2分の勝ち点5で2位通過」、決勝トーナメント1回戦の相手は「グループD1位のイタリア。イタリアはグループリーグしんどいので、ヘロヘロできたらおおいにチャンスはある」と予想。22日に発売となるKONAMIの人気サッカーゲーム『ワールドサッカー ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦』を使ったシミュレーションでは、名波氏がスタメンを決めた日本が、仮想準々決勝での相手となるブラジルと対戦した。ブラジルのFWフッキに先制を許したが、“名波ジャパン”のFW岡崎慎司が同点弾を決めると、会場からは拍手が沸き起こった。

 トークショーの最後には、100人以上のお客さんが日本代表ユニフォームの背中に入っている「結束の一本線」をプリントしたシールを貼って円陣を形成。大団円を迎えてイベントは終了した。
(取材・文 奥山典幸)

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