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湘南劇的勝利で開幕14連勝!今季初出場の吉濱が圧巻の2ゴール!!

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[5.18 J2第14節 湘南2-0福岡 BMWス]

 ニューヒーローがチームを救った。0-0の後半38分に3枚目のカードとして投入されたFW吉濱遼平が41分、アディショナルタイム1分と立て続けの2得点。今季初出場のワンダーボーイが、湘南ベルマーレを開幕14連勝へと導いた。

 前半から攻勢を仕掛けたのは湘南だった。まずは5分、こぼれ球をFW大槻周平がボレーで押し込むが、GK神山竜一の好セーブに防がれる。同10分にはDF遠藤航からFW武富孝介が抜け出すがシュートは枠上。同38分には大槻がGKをかわしてゴールに流し込むが、カバーに入ったDF阿部巧にクリアされ、得点を奪えない。前半、湘南はシュート10本を放ちながらもスコアレスで折り返すことになった。

 後半に入っても均衡状態はなかなか崩れない。アビスパ福岡も20分、エリア外のボールがこぼれるも、MF中原秀人がダイレクトで狙う。しかしシュートは左ポストに嫌われ、先制点とはならなかった。

 ついに湘南の連勝が止まってしまう、と一瞬でも思ってしまった自分が恥ずかしい。後半41分、右サイドで起点を作ると、ファーサイドへ上がったクロスをDF三竿雄斗がヘディングで折り返す。MF永木亮太も中央に落とすと、投入されたばかりのFW吉濱遼平が左足反転ボレーで豪快にゴールネットを揺らしてみせた。さらには同46分、カウンターからFW岡田翔平がドリブルで持ち上がると、そのままシュート。GK神山が弾くが、吉濱の足もとにこぼれると、右足で流し込み試合を終わらせた。

 昨季はJFLの福島に武者修行に出ていた吉濱。満を持して、湘南に復帰したが、今季はここまでベンチ入りですら開幕戦の1試合のみ。ようやく出番が回ってきたのは第14節の後半38分。「絶対点取ってやろうと思った」。会心の2ゴールに試合後、21歳の顔から笑みが絶えることはなかった。

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