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[女子アジア杯]なでしこ“鬼門”準決勝は中国が相手…川澄「全てをかける」

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 2014 AFC女子アジア杯は22日に準決勝を行う。A組を1位で勝ち上がった日本女子代表(なでしこジャパン)は、B組2位の中国女子代表と対戦する。すでに来年カナダで開催されるW杯への出場権を獲得しているなでしこだが、アジア王者を通過点に、2連覇に向かいたいところだ。

 世界王者のなでしこだが、アジア杯ではこれまで優勝はない。さらにここ4大会は連続で準決勝で敗れるなど、次の準決勝は鬼門にもなっている。相手は過去最多の8回の優勝を誇る中国。エースストライカーのFW大儀見優季はグループリーグの3試合のみでチームを離れたが、イレブンは士気を高めている。

 グループステージの3連戦を5日間で消化していたなでしこたち。公式サイトによると、19日にはオフが与えられたが、20日にはトレーニングを再開。紅白戦やゲーム形式のメニューを中心に1時間強、チーム全員で汗を流している。

 鬼門の準決勝、相手が中国に決まったことを受け、佐々木則夫監督は「中国とは昨年のアルガルベカップ、東アジアカップで対戦していますが、その当時と比べて各選手の質が伸び、システマチックに戦っている印象です。小手先で戦うのではなく、今までやってきたことを全員で表現することが大事だと考えています」。

 大儀見の離脱で更なる期待がかかるMF川澄奈穂美も「(中国は)予選リーグと決勝トーナメントでは戦い方を変えてくるでしょうし、一人ひとりの選手が上手さ、高さ、速さを持っていると感じています。ここベトナムには優勝するために来ました。覚悟を持ってますし、どの試合も勝たないと次には進めないので、全てをかけるつもりで戦います」と力を込めた。

 キックオフは22日、日本時間19時15分にされる。
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