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日本代表がW杯に向け指宿で始動、ザック「幸先の良いスタートを」

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 日本代表が21日、ブラジルW杯に向けて始動した。この日帰国したFW本田圭佑(ミラン)とGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、前日20日に帰国したばかりのDF長友佑都(インテル)の3人を除く20選手が鹿児島県指宿市内に集合し、トレーニングパートナーのDF坂井大将(大分U-18)とFW杉森考起(名古屋)を含む22人で練習を開始した。

 練習前には鹿児島県および指宿市の関係者による激励式が行われ、アルベルト・ザッケローニ監督に花束が贈られたほか、鹿児島県の黒豚50kg、指宿市の鹿児島黒牛20kgなどの名産品が贈呈された。指宿市内のサッカーチームに所属する子供たちからは、日本代表のW杯での活躍を祈願する千羽鶴も手渡され、チームを代表してザッケローニ監督が挨拶した。

 A代表が指宿で合宿を行うのは岡田武史前監督時代の2010年1月以来で、ザッケローニ監督就任後は初めて。「私自身は初めて指宿に来たが、これまでここに滞在したことのあるスタッフや選手からいい話を聞いていたので、ここで合宿をしようと決めた。施設の充実も素晴らしいが、それとともに指宿の人たちの親切さも聞いていたので、ここからスタートを切ろうと思った」。暑熱対策も兼ねた指宿での合宿を決めた理由を説明する指揮官は、歓迎に感謝し、あらためてW杯への決意を述べた。

「イタリアのことわざで、スタートダッシュに成功することがその後の成功につながるという言葉がある。ここで幸先の良いスタートが切れるのではないかと思っている」。指宿から始まり、埼玉でのキプロス戦(27日)、そしてアメリカ遠征を経て、ブラジルまで続く代表の戦い。「できるだけ我々の冒険が遠いところまで行くように、できるだけ長くブラジルにいられるだけの準備をしたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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