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高木俊が1G2Aの清水がF東京との首位攻防戦を制す

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[5.21 ナビスコ杯第5節 F東京2-3清水 味スタ]

 ナビスコ杯は21日、グループリーグの第5節を行い、FC東京清水エスパルスが対戦した。グループAの首位攻防戦となった一戦は、3-2で清水が勝利し、首位に浮上している。

 F東京はGK権田修一とDF森重真人が日本代表に招集され、GK塩田仁史、DF加賀健一が先発に名を連ねた。立ち上がり、流れをつかみたいところだったが、先行される試合展開を強いられる。前半8分、中盤でMF高橋秀人のパスをカットされると、FW大前元紀のスルーパスから、FW高木俊幸にゴールネットを揺らされて先制された。

 前線にボールを運ぶ回数を増やしたF東京は、前半16分にFW武藤嘉紀のシュートがDFにブロックされる。ボールはFWエドゥーの前にこぼれたが、右足で放ったシュートは右に逸れて行った。それでも、2分後には再びエドゥーにチャンスが訪れる。最終ラインの裏を取ると、GKとの1対1を利き足の左足で制し、試合を振り出しに戻した。

 この流れを継続したいところだったが、清水も譲らない。同点ゴールからわずか3分後。清水はショートCKから、高木俊のクロスを大前がヘディングでゴールに沈めて再びリードした。その後はF東京が押し込む時間が続いたが、清水が耐え抜き、1点のリードを持って前半を折り返した。

 後半に入ると、立ち上がりからF東京が攻めたてる。2分には左サイドをえぐった武藤のパスを受けたMF河野広貴のシュートが、わずかに左へ切れる。その1分後にもMF東慶悟の強烈なミドルシュートが、右に逸れて行った。同9分にF東京は河野に代えて、FW平山相太を起用する。

 しかし、後半12分に追加点を挙げたのは清水だった。最終ラインの背後を取った高木俊の折り返しをFWノヴァコヴィッチが確実に決めて、点差を2点に広げた。19分にも清水は、F東京の加賀が負傷してDFカク・ヒジュと交代する前の数的優位の状況で、大前が決定機を迎えたが、GK塩田に防がれた。攻勢の清水は同22分にも高木俊のシュートが右ポストを叩き、好機をつくりながら試合を決めきれない。

 ボールを保持するF東京は後半42分、東からのパスを受けたエドゥーが左足でミドルシュートを決めて、1点差に詰め寄る。4分のアディショナルタイムでもパワープレーからゴールに迫ったが、あと一歩及ばずに試合は終了。清水が3-2で逃げ切り、勝ち点3をモノにした。

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