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リスク覚悟で完全合流の内田「手を緩めるつもりはない」

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 右太腿裏肉離れで長期離脱していた日本代表DF内田篤人(シャルケ)が鹿児島・指宿合宿でチームの全体練習に合流している。2部練習となった合宿2日目の22日も、フィジカル面の強化に戦術確認というハードなメニューを消化。「(ケガをしてから)シャルケも含めて、昨日初めてチーム練習に参加したけど、ある程度できているし、きつい練習の中でもやれている」と、順調な回復ぶりをアピールした。

 完全復活への手応えが、口も滑らかにしたようだ。ケガの再発を防止する意味でも「スタッフからは抑えるところは抑えていいと言われている」と言うが、「行けるからには行きたいし、手を緩めるつもりはない。ちゃんとやります」と力説。「再発したら再発したでオフです」と冗談交じりに笑った。

 完全に不安がなくなったわけではない。「ケガをしたときのイメージはまだ頭に残っているけど、練習していけば忘れる。(ケガをしたときの)ああいう動きはギリギリのところで出てくるけど、再発したらオフです」と繰り返し、「練習の中で克服するしかない」と、強い決意を口にした。

「少ない人数でやるより、チームとして動くほうがサッカー選手だなという気持ちになる」。2月9日のハノーファー戦で負傷してから約3か月半ぶりに加わったチーム練習に充実感ものぞかせる内田。ブラジルW杯で100%のパフォーマンスを見せるため、リスク覚悟でコンディションを上げていく。

(取材・文 西山紘平)

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