恐れはないとも強調

　フランス2部のクレルモンを率いるエレナ・コスタ監督が22日に会見に臨んだ。フランス初となるプロリーグでの女性監督は、男性監督と同じように評価してもらいたいと語った。

　36歳のコスタ監督は、ベンフィカの下部組織や女子リーグで評価を受け、カタールやイランの女子代表を率いた経験を持つ。また、2008年から2011年までセルティックのスカウトも務めた。

　プロリーグの男子チームを率いる初の女性監督ということで、大きな注目を集めたコスタ監督だが、会見では次のように話している。フランス『レキップ』が伝えた。

「私の目標はクレルモンのために勝つことよ。私の就任のインパクトは大きなものだったけど、みなさんには普通の人間として見てもらいたい。そして、私が男性であるかのように仕事をジャッジしてもらいたい。この立場を委ねられてうれしく思っています」

　また、イギリス『BBC』は同監督が恐れを抱いていないと話したことを伝えている。

「恐れてはいません。自分にできると思っていなければ、ここにいることはなかったでしょう。選手たちが私を受け入れてくれないと思ったり、自分の仕事を信じていなければ、ここには来なかったはずです」

「大きなステップであることは分かっているわ。これまでのキャリアの大半は男性の世界で築いてきたから、知っています。だから、これが重要な一日なのも分かっているわ。だけど、今はもう2014年よ。みなさんの驚きや、報道陣の数、今回のことのインパクトは理解している。でも、それは普通のことであるべきよ。私を普通の監督として見てほしい」