beacon

チケット完売の上位決戦、船山&飯田弾で松本が磐田食い!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.24 J2第15節 松本2-1磐田 松本]

 J2は24日、第15節を各地で行い、松本平広域公園総合球技場では4戦負けなしの3位松本山雅FCが7戦負けなしの2位ジュビロ磐田をホームに迎えた上位対決が行われた。チケット完売の注目の一戦は、前半3分に先制した松本が同30分に追加点を奪い、2-0で前半を折り返す。集中力を切らさない守備で磐田の反撃を抑えていた松本は終了間際に1点を返されたが、2-1で粘り強く勝ち点3を獲得した。

 ホームの松本がいきなり試合を動かす。前半3分、中盤でボールを奪ってカウンターを発動させると、センターサークル付近でボールを受けたFW船山貴之が右サイドのDF岩沼俊介へと展開。岩沼のクロスをFW塩沢勝吾がヘッドで落とすと、そこに走り込んだ船山が冷静に流し込んだ。今季自身10得点目となる貴重な先制点で、1万5597人を集客して超満員となったスタンドをいきなり沸かせた。

 その後も積極的な姿勢を見せる松本は、MF岩上祐三のロングスローを交えながら磐田ゴールに迫る。しかし、前半18分にFWポポのクロスからFW前田遼一に初シュートを放たれると徐々に磐田に盛り返されたものの、前半30分に松本が追加点を奪う。MF田中隼磨が後方から送ったパスを船山、DF犬飼智也がヘディングでつなぐと、最後はDF飯田真輝が押し込んでリードを2点差に広げた。

 後半に入っても松本がリズムを作り出す。後半7分には岩上のクロスから飯田がフリーでゴール前に飛び込むが、惜しくもボールには触れられずに追加点とはいかなかった。しかし、ハードワークできる選手がそろう松本は中盤できっちりと相手選手に体を寄せて自由を奪い、磐田に簡単にチャンスを作らせず。ボール奪取すると電光石火のカウンターで相手PA内までシンプルにボールを運ぶなど、持ち味を発揮して試合を優位に進めた。

 まずは1点を返したい磐田は、後半20分にFW金園英学とFW山崎亮平を同時投入して試合の流れを変えようと試みる。しかしボールを保持する時間は長いものの、松本の堅い守備を崩し切るには至らず時間の針だけが進んでいく。後半34分にはポポが強烈な直接FKを放つがクロスバーに直撃し、ゴールネットを揺らせなかった。

 このまま逃げ切りたい松本は終盤には自陣PA内に8人が入って磐田の猛攻をしのぐだけでなく、チャンスと見れば一気に前線まで走るなどハードワークを続けた。終了間際に前田に1点を返されたものの、何とか逃げ切り2-1の勝利を収めて磐田に勝ち点で並んだ。


▼関連リンク
[J2]第15節 スコア速報

TOP