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J3第13節、首位攻防戦は町田に軍配、長野がジワリと2位浮上

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 J3第13節が24、25日に全国各地で開催された。J3は1巡目の対戦が終了しており、2巡目の対戦に入っている。なお初年度のJ3は12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 今節最大の注目カードとなったのは2位ツエーゲン金沢と首位FC町田ゼルビアの首位攻防戦。町田を下して首位奪取を狙う金沢がいきなりゴールを脅かす。前半7分、MF山藤健太のCKをDF太田康介がヘッドで合わせたものの、シュートはクロスバーに阻まれた。試合の主導権を握りたい金沢だったが、先制したのは町田だった。前半36分、金沢のリスタートに対して猛烈なプレッシングでボールを奪うと、鮮やかなパスワークで一気に敵陣深くまで運び、最後はエースFW鈴木孝司がねじ込んだ。その後も攻勢を仕掛けた町田に追加点は生まれなかったが、金沢の反撃をきっちりと抑えて1-0の完封勝利を収めた。3試合ぶりに白星を獲得した町田が首位を守り、初の2連敗を喫した金沢は3位に順位を落とした。

 金沢に代わり2位に浮上したのがAC長野パルセイロだ。FC琉球と対戦した長野は前半こそ、スコアレスで折り返すも後半24分にエースが試合を動かす。PA外でボールを受けたFW宇野沢祐次がミドルシュートを突き刺して、先制に成功。最後までゴールを目指した長野は後半38分にクロスバー直撃のシュートを放ったFW勝又慶典が、後半ロスタイムにJ3初得点となるダメ押しゴールを奪い2-0の完封勝利を収めた。9試合負けなしと好調を維持し、首位町田を追走する。

 JリーグU-22選抜をDF馬渡和彰の直接FKによる一発で下したガイナーレ鳥取が4位に、後半ロスタイムのFW藤井貴の劇的ゴールでSC相模原を下して3連勝を収めたブラウブリッツ秋田が7位に順位を上げた。福島ユナイテッドFCグルージャ盛岡との東北ダービーを2-1で制し、藤枝MYFCがDF佐藤将也の後半ロスタイム弾でY.S.C.C.横浜を2-1で破っている。

以下、J3第13試合結果

5月24日(土)
金沢 0-1 町田 [石川西部]
5月25日(日)
盛岡 1-2 福島 [盛岡南]
秋田 1-0 相模原 [秋田球]
藤枝 2-1 YS横浜 [藤枝サ]
鳥取 1-0 J-22 [とりスタ]
琉球 0-2 長野 [沖縄市陸]


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