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ヘルタ移籍の原口が会見「日本一の選手になるために」

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 ドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンヘ完全移籍する浦和レッズのFW原口元気は26日、記者会見を行った。クラブの公式HPが、その様子を伝えている。会見で原口は「自分の目標である日本一の選手になるということをかなえるためには、もっと成長していかなくてはいけない、より厳しい環境に身を置きたいと思い、移籍を決断しました」と、説明した。

 下部組織から育った浦和を離れることについて「寂しいですが、それよりもうまくなりたいとか自分の目標に向かっていくという気持ちの方が何倍も強いです」と話す原口。「ただ、浦和レッズでタイトルを取りたい、もたらしたいという気持ちがすごく強かったので、それができなかったことに対して非常に心残りがあります」と、悔しさを残していることを明かした。

 なぜ、このタイミングだったのか、という問いに対し、原口は「タイミングよりも、ヘルタが非常に良いクラブだということもありましたし、きちんと移籍金を払ってくれる、評価してくれるクラブだということが自分の中で大きかったです」と説明する。

「レッズに移籍金を残していくというのは一つの目標だったので、それをかなえられるのは自分にとって大きかったです。タイトルを取って移籍金を払ってもらって、評価されて行きたいという思いが強かったです。タイトルは取れなかったですが、評価される選手に育ててもらったのは浦和レッズのおかげですし、たくさんの良いチームメートに出会えましたし、良い監督とプレーできたことを誇りに思います」

 また、原口は将来的に再び浦和の赤いユニフォームを着たいという気持ちを明かしている。「自分の中の心残りである、タイトルを取れなかったことは、必ず帰ってきて成し遂げたいです。僕が帰ってくる場所は浦和レッズだけですから、また欲しがってもらえるようなプレーをしないといけないです。帰ってくるときは、必ず日本で一番の選手になって帰ってきます」と、宣言した。

 原口は、28日のナビスコ杯第6節の甲府戦、6月1日のナビスコ杯第7節の名古屋戦を浦和の一員として闘う。「最後まで、浦和レッズのエンブレムを背負っている以上は、浦和レッズのために全力でプレーしたいですし、ゴールを決めてサポーターと喜び合いたいと思います。感謝の気持ちを持ちながらプレーしたいですし、心配になるようなプレーをして出て行きたくないですから、『元気、ここまで成長したな。行ってこい』と思ってもらえるようなプレーを見せたいです。今シーズンが始まって半年で行ってしますのですが、レッズの9番を背負えたことは誇りです」。渡欧前の残り2試合、背番号9から目が離せない。

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