beacon

仙台が反撃の5月を白星締め! G大阪は自力での予選突破ならず

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.28 ナビスコ杯第6節 仙台 1-0 G大阪 ユアスタ]

 ナビスコ杯は28日、グループリーグ第6節を行い、ユアテックスタジアム仙台ではベガルタ仙台ガンバ大阪が対戦した。今大会、ここまで勝利のなかった仙台だが、優勢に試合を進め、後半21分にFW赤嶺真吾が挙げたゴールで1-0と勝利した。前節グループAの首位に立ち、引き分け以上の結果で決勝トーナメント進出の決まるG大阪は、自力で予選突破を決められず。最終節、試合のないG大阪は他クラブの結果を待つこととなった。

 最初にゴールに迫ったのは、アウェーのG大阪だった。前半9分、MF二川孝広から左サイドをオーバーラップしたDF藤春廣輝に縦パスが出る。ゴール前に折り返したボールがFWリンスに渡ったが、ボールが軸足に渡ってしまいシュートまで持ち込めなかった。対する仙台も前半24分、左SB二見宏志の折り返しに、PA内に侵入していた右SB菅井直樹がヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーを越えている。

 その直後にも仙台は、中央でボールをキープした赤嶺から、右サイドを攻め上がったMF太田吉彰にパスが出る。ゴール前に低いクロスを入れたが、G大阪DFに当たり、ゴールの左へ切れて行った。結局、前半は得点のないまま終了する。

 後半に入っても、優勢に試合を進めたのはホームの仙台だった。後半14分には左サイドを崩すと、二見が上げたクロスを太田がヘッドで合わせたが、GK東口順昭の正面でキャッチされる。さらに21分にも細かなパスワークから、MF梁勇基がループシュートでゴールを狙ったが、ここもGK東口のセーブに阻まれた。

 ようやくゴールが決まったのは、後半21分だった。再三、起点となっていた左サイドから二見のクロスを、ファーポストの前に走り込んだ菅井がヘッドで折り返す。「何とか入ってくれという気持ちで折り返しました」というボールに、赤嶺がダイビングヘッドで合わせて、ついにG大阪ゴールをこじ開けた。

 さらに後半25分にも仙台は、赤嶺が梁とのワンツーから決定機を迎えるが、シュートを左に外してしまう。試合終盤にはG大阪も反撃に出たが、最後までゴールを挙げることはできず。試合終盤には、ケガのため12年11月以降、ピッチから離れていたDF上本大海が復帰を果たした仙台が1-0で今大会初勝利を挙げた。

 今季序盤は苦しんだ仙台だが、5月は公式戦を5勝1敗で終えている。復調の兆しを見せており、攻守に走り回った菅井は「もっともっと楽しいサッカーを見せられるように、もっともっと頑張るので、応援よろしくお願いいたします」と、巻き返しを誓った。

▼関連リンク
ナビスコ杯2014特設ページ

TOP