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徳島、大宮の猛攻しのぎ切りナ杯初の勝ち点獲得

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[5.28 ナビスコ杯第6節 徳島1-1大宮 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティス大宮アルディージャの一戦は、1-1のドローに終わった。ただここまで4連敗だった徳島は、ナビスコ杯初勝ち点を挙げた。すでに両チームとも予選敗退が決まっているが、日曜日の最終節は徳島は敵地で柏、大宮はホームで新潟と対戦する。

 先制点は徳島に生まれた。後半7分、ゴール正面でFKを得た徳島は、MF濱田武が直接狙う。右足から放たれたボールは壁を越えると、ゴール右隅へ。一瞬逆を突かれたGK清水慶記も懸命に手を伸ばすが、ボールの勢いが勝り、ゴールネットに収まった。

 先に得点を許してしまった大宮だが、終盤は猛攻を仕掛ける。すると後半40分、CKはGKに弾かれるが、こぼれ球をMF泉澤仁が中に入れ直すと、上がっていたDF菊地光将が押し込む。富山貴光がスルーする形でゴール方向に向かったボールはそのままゴールラインを越え、大宮の同点弾をなった。

 大宮のシュート数は18本。特に後半だけで14本を浴びせる猛攻を見せた。大宮にとっては勝ち越せなかった悔しさが残る試合になった。同点弾の菊地も「1点は取りましたけど、残念な試合」と振り返る。「あの1点を決めるか決めないかで大きく変わる」と表情を引き締めた。

 追いつかれた徳島だが、猛攻をしのぎ切り、勝ち点1を獲得。クラブ史上初のナビスコ杯の勝ち点を得た。ただこちらにも満足する様子はない。小林伸二監督は「1勝して終わりたい。勝つことにチャレンジしたい」と中3日で迎える柏との最終戦の勝利を誓った。


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