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チェルシー退団のランパードがコメントを発表「チェルシーは心の中にあり続ける」

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 チェルシーを退団することが発表されたイングランド代表MFフランク・ランパードが、ファンに感謝のメッセージを送っている。

 2001年にウエスト・ハムから加入したランパードは、13シーズンで648試合に出場し、クラブ史上最多の211ゴールを記録。この期間にランパードは、3度のプレミアリーグ制覇、4度のFA杯、2度のリーグ杯、そして欧州CL初制覇とヨーロッパリーグ制覇をもたらした。しかし、昨シーズンは20試合の先発出場に留まり、ジョゼ・モウリーニョ監督は、新たな契約を用意しないことを決めたようだ。

 ランパードは、以下の声明を発表している。

「13年前、僕がこのファンタスティックなクラブに加入したとき、これだけ多くの試合に出場し、多くの成功を共有できるほど幸運だとは、想像すらできなかった。このクラブは、僕の人生の一部になった。

 まずはケン・ベイト前オーナーだ。彼が若かった僕の首をつかんで、契約書にサインをさせなかったら、このような経験は始まらなかった。ロマン・アブラモビッチがクラブを助け、全員を次のレベルへと連れて行った。このクラブを世界のトップレベルに連れて行きたいという彼の野心が、全員に伝わって行った。

 僕が加入してから関わったすべての監督、コーチが僕のプレーの向上を助けてくれた。全員から学ぶことがあった。

 すべての素晴らしいチームメイトたちと、長い期間、トレーニングと試合を重ねられたことも幸運だった。サッカーの質だけじゃなく、友情も築くことができた。

 また、チームを支えるスタッフや人々にも、特別な感謝を送りたい。表に出てくることはないかもしれないけれど、彼ら抜きにクラブは機能しなかった。

 クラブは前進する。そして一人の『チェルシーの男』として、ここにいる選手たちの質があれば、これまでのシーズンで得た成功を続けられると確信している。

 そして最後に、もっとも重要だったチェルシーのファンに感謝したい。彼らは、世界でもっともすばらしいファンだったと思っている。あなたたちは、僕が到着した最初の瞬間から、僕を助けてくれた。ピッチ内だけではなく、ピッチ外で難しい時間を過ごしているときも。僕は決して忘れないよ。

 特別な時間をともに過ごせたことを、栄誉に思う。ボルトン、アムステルダム、ミュンヘンと、思い出の地は語り尽くせない。僕も、チームも、そのサポート抜きには、何一つ達成できなかっただろう。

 僕の次のチャレンジがどうなるにせよ、チェルシーは常に僕の家であり、心の中にあり続けるよ。近いうちに、きっとお別れをちゃんとできる機会を持てると思う。素晴らしい思い出をありがとう。そして、引き続き歴史をつくってほしい!」

 ランパードが退団したチェルシーは、2011-12シーズンに初めて欧州CLを制覇した際の決勝でバイエルンを相手にPKを蹴った5選手(フアン・マタ、ダビド・ルイス、フランク・ランパード、アシュリー・コール、ディディエ・ドログバ)全員がチームを去ることになった。

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