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日本逆転勝利も2ゴールのエース本田に笑顔なし「課題は大きく残った」

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[6.7 国際親善試合 日本4-3ザンビア タンパ]

 ブラジルW杯に出場する日本代表は7日、ザンビア代表と親善試合を行った。前半9分、同28分に失点を喫したが、前半40分にMF本田圭佑(ミラン)がPKを決めて1点を返す。さらに後半29分にもMF香川真司(マンチェスター・U)の2試合連続となるゴールで同点に追いつくと、その直後にも攻撃参加したDF森重真人(F東京)の折り返しから、本田が自身2点目となるゴールを決めて、逆転に成功した。このまま逃げ切りたいところだったが、同45分、相手のミドルシュートがMF山口蛍(C大阪)に当たってゴールに入ってしまう。だが、まだ試合は終わらなかった。試合再開直後にFW大久保嘉人(川崎F)がゴールを決めて4-3で勝利。点の取り合いを制した日本は、2連勝の手応えと課題を持ち、ブラジルへ向かうこととなった。

 本田にとっては、2013年11月に行われた欧州遠征のベルギー戦(3-2)以来、約7か月ぶりに代表でのゴール。複数ゴールは、ハットトリックを達成した12年6月のヨルダン戦(6-0)以来、実に2年ぶりのことだった。

 しかし、背番号4に笑顔はなかった。試合を振り返り、「前の試合と同じで、先に失点してしまっているので。そこの課題っていうところは大きく残りました。試合の運び方っていう点では、90分通して、何度もリードされているわけなので…。そこは非常に難しいですね。ちょっと、次の試合までに修正しないといけないので。またビデオを見直さないとわからないのですけど」と、この試合での勝利やゴールよりも、課題を見据えた。

 W杯初戦のコートジボワール戦まで、あと8日。あらためてW杯への想いを聞かれた本田は「このW杯のためにやって来た部分は多いので。そういう意味でも、最高の準備をしてね。自分だけでは勝てないわけですけど、自分自身の仕事に集中して、結果を出したいと思います」と、決意を口にした。

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